乃木坂46の1期生として、白石麻衣さん・橋本奈々未さんと並んで「御三家」と呼ばれた松村沙友理さん。ふんわりした関西弁と、アイドルらしからぬ天然っぷりで、グループの空気をやわらかくしてくれる存在でした。2021年に卒業してからもう5年。「さゆりんご、今どうしてるんだろう?」と思っていた方も多いのではないでしょうか。実は2026年現在の松村さんは、女優として、大食いYouTuberとして、そして母として、人生でいちばん密度の濃い時期を走っています。全盛期の活躍から振り返りつつ、「今」を徹底的にまとめました。

01松村沙友理のプロフィール

本名
松村 沙友理(まつむら さゆり)
愛称
さゆりんご
生年月日
1992年8月27日(33歳)
出身地
大阪府
身長・血液型
164cm・B型
所属事務所
FIRST AGENT(2023年8月〜)
主な活動
女優・タレント・モデル・YouTuber
代表作
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」「やぶさかではございません」

2026年で33歳。デビュー当時の18歳の頃を思うと、時の流れを感じますね。

02全盛期の活躍――乃木坂46御三家として

スカウトから始まった1期生としてのキャリア

松村沙友理さんが乃木坂46のメンバーになったのは2011年8月。1期生オーディションに合格し、翌2012年のデビューシングル「ぐるぐるカーテン」からグループの一員としてスタートを切りました。

当時の乃木坂46は「AKB48の公式ライバル」という触れ込みでのデビュー。前例のないポジションを背負わされ、メンバーたちは手探りの日々を送っていました。その中で松村さんは、関西出身らしいテンポのいいしゃべりと、どこかふわふわした天然の空気感で、早い段階からグループのバランサー的な役割を担っていきます。

「御三家」と呼ばれた圧倒的人気

松村さんの人気を語るうえで欠かせないのが、白石麻衣さん・橋本奈々未さんとともに「御三家」と称されたことです。ビジュアルのセンターを張る白石さん、クールな存在感の橋本さん、そして親しみやすさと美貌を両立した松村さん。この3人が並ぶと、乃木坂46というグループの幅がそのまま可視化されるようでした。

デビューシングルから卒業までの27枚のシングルすべてで選抜メンバーに選ばれ続けたというのは、単純にすごい記録です。人気投票的な要素で揺れやすいアイドルグループにおいて、これだけ長く第一線に居続けられるメンバーはそう多くありません。2016年の15thシングル「裸足でSummer」では福神に復帰し、グループの中心にいることをあらためて示しました。

「さゆりんご軍団」とバラエティでの存在感

松村さんのもう一つの顔が、バラエティでの強さです。リンゴをこよなく愛することから生まれた「さゆりんご軍団」という後輩たちを率いるユニットは、グループ内企画として長く親しまれました。真顔でボケて、真顔でスベって、それでも全部かわいく回収してしまう——あの独特の間合いは、松村さんにしか出せないものでした。

歌番組では清楚に見えるのに、バラエティでは驚くほど飾らない。このギャップこそが、松村さんが多くのファンに愛された最大の理由だったと思います。

モデルとしての活躍と写真集

2015年3月からは女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルを務め、2021年8月まで6年以上にわたって誌面に立ち続けました。アイドル活動と並行してのモデル業は、松村さんの表現の幅を確実に広げていきます。

2017年12月12日には1st写真集『意外っていうか、前から可愛いと思ってた』を発売。このタイトル、松村さんのキャラクターを完璧に言い表していて秀逸ですよね。そして2021年7月13日には、卒業記念写真集『次、いつ会える?』を発売しました。

03卒業とその後の歩み

2021年4月15日、松村さんは自身がMCを務める番組『生のアイドルが好き』の中で、乃木坂46からの卒業を発表します。デビューから約10年。1期生として最後まで残ったメンバーの一人が、ついに次のステージへ進む決断をした瞬間でした。

  • 2011年8月乃木坂46の1期生オーディションに合格。
  • 2012年2月デビューシングル「ぐるぐるカーテン」でデビュー。以降27枚すべてで選抜入り。
  • 2015年3月「CanCam」専属モデルに就任(2021年8月まで)。
  • 2017年12月1st写真集『意外っていうか、前から可愛いと思ってた』を発売。
  • 2021年3月舞台『雨の塔』に出演。
  • 2021年6月横浜アリーナで卒業コンサートを開催。
  • 2021年7月13日乃木坂46を正式に卒業。同日、卒業記念写真集『次、いつ会える?』を発売。
  • 2021年10月ファッション誌「BAILA」のレギュラーモデルに就任。
  • 2022年ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』で主演。
  • 2023年5月『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』が公開、主演を務める。
  • 2023年8月所属事務所をFIRST AGENTに移籍。
  • 2024年12月YouTubeチャンネル「もぐもぐさゆりんご」を開設。
  • 2025年4月ドラマ『やぶさかではございません』でテレビ東京のドラマ初主演。
  • 2025年12月3日Instagramで結婚と第1子妊娠を同時に発表。
  • 2026年3月12日Instagramで第1子の出産を報告。

女優としての地道な積み上げ

卒業後の松村さんが選んだのは、女優としての道でした。2021年11月公開の映画『ずっと独身でいるつもり?』に出演し、翌2022年にはドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』で主演。アイドルを応援するオタクを演じるという、これ以上ないハマり役で、2023年5月には劇場版でも主演を務めました。

その後も『ショジョ恋。』(2023年)、『体感予報』(2023年)、『極限夫婦』(2024年)、『焼いてるふたり』(2024年)と、コンスタントに出演を重ねていきます。派手な大作というよりは、深夜帯やコンテンツ配信中心の作品でじっくり経験を積むタイプのキャリアの作り方でした。

そして2025年4月にスタートしたテレビ東京のドラマNEXT『やぶさかではございません』では、テレ東ドラマ初主演を獲得。恋愛が不器用なアラサー女子・不思議麻衣を演じ、駒木根葵汰さんとのラブコメディに挑戦しました。原作はMaritaさんの漫画で、サイレントカフェを舞台にした「観察し合う」関係を描く作品です。卒業から4年、着実に主演を任される俳優になっていたわけです。

04大食いという新境地

「かわいく食べる」で新ジャンルを確立

松村さんの近年の活動でいちばん驚かされたのが、YouTubeでの大食いチャレンジです。2024年12月末、公式YouTubeチャンネル「もぐもぐさゆりんご🍎」を開設。おいしい料理をひたすら食べ尽くすという、シンプルきわまりない企画でスタートしました。

もともと松村さんは、乃木坂46時代から「白米を1日に何合も炊く」レベルの食いしん坊キャラで知られていました。つまりこれ、キャラ作りでもなんでもなく、素の松村さんをそのまま出しただけなんですよね。そこが視聴者に刺さりました。

チャンネルは2025年7月31日に登録者数20万人を突破。ラーメンチェーン「来来亭」でねぎラーメン・天津飯・唐揚げ・餃子を平らげた回は105万回再生を記録し、期間限定フェアで33皿・約1万円分の寿司を食べ尽くした「スシロー」回も75万回再生と、軒並みヒットを飛ばしています。

いろんなところに出没してもぐもぐ… 出典:オリコンニュース 2025年8月(登録者20万人突破に際してのコメント)

「大食い」というジャンルは競合が多いはずなのに、松村さんの動画は「かわいく食べる」という切り口で独自の位置を確立しました。がっつく感じではなく、幸せそうにもぐもぐする姿に癒される——そういう需要をきれいに掴んだわけです。

元アイドルのセカンドキャリアとして

アイドルを卒業した人が次に何をするか、というのは本当に難しい問題です。女優一本に絞る人、実業家になる人、表舞台から離れる人。それぞれの道があります。

松村さんの場合、女優業を軸に置きながら、自分のいちばん自然な部分——食べることが好き、という個性をコンテンツ化しました。事務所の企画力もあるのでしょうが、無理をしていない感じがするのがいいですね。長く続けられる形を見つけた、という印象があります。

052026年現在の活動

結婚と第1子出産――人生の大きな転機

2025年12月3日、松村さんは自身のInstagramで結婚と妊娠を同時に発表しました。お相手は都内の企業に勤める年上の一般男性で、約2年の交際期間を経てのゴールインと報じられています。一般の方なので、詳細については本人も多くを語っていません。

そして2026年3月12日、Instagramで第1子の出産を報告しました。

無事に第一子を出産し宝物がやってきてくれました。小さな身体を懸命に動かす我が子を守る日々に、抱えきれないほどの愛と幸せを感じております。今後とも温かく見守って頂けると嬉しいです。 出典:モデルプレス 2026年3月12日

投稿には直筆の署名も添えられていました。乃木坂46時代からのファンにとっては、あの「さゆりんご」がお母さんになったというのは、なかなか感慨深いものがありますね。

産後の「スピード復帰」に驚きの声

そして松村さんらしいのが、ここからの動きの早さでした。出産報告からわずか2カ月ほどの2026年5月3日、TBS系『坂上&指原のつぶれない店』に真っ赤なエプロン姿で出演。この放送を受けて、SNSでは「復帰はえーな!?」「育休いつしてたん??」といった驚きの声が相次いだとデイリースポーツが報じています。

5月には『THE SECOND〜漫才トーナメント〜2026』『千鳥かまいたちゴールデンアワー』『ヒルナンデス!』など、複数のバラエティ番組への出演が続きました。もっとも、あまりの多忙ぶりに「ゆっくり休んで」「無理はしないで」という心配の声も上がっており、産後の働き方をめぐる議論のきっかけにもなっています。

ただ、収録時期と放送時期にはズレがあるのが通常なので、放送されたタイミングだけで実際の稼働量を判断するのは難しいところ。本人も出産報告と同じ日のInstagramストーリーズで「少しずつお仕事も復帰しております」と、自分のペースであることを説明していました。

バラエティ・情報番組での活躍

2026年に入ってからの松村さんは、バラエティでの露出が特に目立ちます。2026年1月には日本テレビのドラマ『AKIBA LOST』に新城葵役で出演し、女優としての仕事も継続。7月18日には関西テレビ『土曜はナニする!?』への出演が予定されており、産後も途切れることなく仕事が入っている状況です。

『トークィーンズ』には2023年6月から準レギュラーとして出演を続けており、女性タレントが集まるトーク番組でも安定した立ち位置を築いています。アイドル時代に培ったバラエティ耐性が、そのまま今の武器になっているのを感じます。

2つのYouTubeチャンネルを運営

現在、松村さんは2つのYouTubeチャンネルを運営しています。ひとつは前述の大食いチャンネル「もぐもぐさゆりんご🍎」で、登録者数は2025年7月に20万人を突破したと報じられ、その後も伸び続けています。

もうひとつが、結婚・妊娠を発表した2025年12月3日に開設した「松村沙友理・さゆりんごちゃんねる」です。こちらはより本人の日常や近況にフォーカスしたチャンネルで、結婚・妊娠についての説明もこのチャンネルを通じて自分の言葉で行われました。所属事務所の発表文だけでなく、自分の声で直接ファンに伝えるという選択は、今の時代らしいですね。

Instagramの公式アカウント「@matsumura_sayuri_official」も数十万人規模のフォロワーを抱えており、結婚・出産の報告もすべてここから発信されました。乃木坂46を卒業して5年経ってなお、これだけの発信力を保っているのは立派なことだと思います。

06まとめ

乃木坂46の「御三家」として一時代を築き、卒業後は女優とYouTuberという二本柱でセカンドキャリアを組み立ててきた松村沙友理さん。2026年は結婚・出産という人生の大きな節目を迎えながらも、その歩みを止めていません。

松村沙友理 2026年現在まとめ

  • 2021年7月に乃木坂46を卒業、以降は女優・タレントとして活動
  • 2025年4月にテレ東ドラマ『やぶさかではございません』で初主演
  • 2024年12月開設の大食いYouTube「もぐもぐさゆりんご」が登録者20万人超え
  • 2025年12月3日、年上の一般男性との結婚と第1子妊娠を同時発表
  • 2026年3月12日、Instagramで第1子の出産を報告
  • 産後2カ月ほどでバラエティ番組に復帰し、驚きと心配の声が上がる
  • 2026年もドラマ『AKIBA LOST』出演、情報番組出演と活動を継続中

18歳でアイドルになって、33歳で母になった松村さん。アイドル時代の「かわいいけどちょっと抜けてる関西のお姉さん」という空気感は、今も変わっていないように見えます。変わったのは、その空気感を武器にして自分でキャリアを設計できるようになったこと。女優としても、YouTuberとしても、そして母としても、これからの松村沙友理さんがどんな顔を見せてくれるのか、楽しみに見守っていきたいですね。