朝ドラ『おひさま』や『べっぴんさん』、大河ドラマ『いだてん』など、NHKの話題作に立て続けに出演し、映画では数々の賞を獲ってきた実力派俳優・永山絢斗(ながやま けんと)さん。兄は同じく俳優の永山瑛太さんで、兄弟そろって演技派として知られていました。ところが2023年6月の大麻取締法違反での逮捕を境に、ぱったりとテレビや映画から姿を消してしまいました。「あの実力ある俳優さん、今どうしているんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、永山絢斗さんの全盛期の活躍から転落、そして2026年現在の状況までを、確認できた事実をもとに丁寧にまとめていきます。

01永山絢斗のプロフィール

本名
永山 絢斗(ながやま けんと)
生年月日
1989年3月7日(37歳)
出身地
東京都板橋区
主な活動
俳優
デビュー
2007年(テレビドラマ)/2008年(映画)
主な受賞
第34回日本アカデミー賞新人俳優賞
代表作
映画「ソフトボーイ」、ドラマ「おひさま」「べっぴんさん」「いだてん」
家族
兄は俳優の永山瑛太さん

2026年で37歳。30代半ばといえば、俳優としてもっとも脂が乗ってくる時期です。それだけに、今の状況を惜しむ声は少なくありません。

02全盛期の活躍――実力派俳優としての評価

兄に続いて飛び込んだ俳優の世界

永山絢斗さんは1989年、東京都板橋区に生まれました。兄は、ドラマ『ラスト・クリスマス』や数々の映画で知られる俳優の永山瑛太さん。芸能一家というわけではありませんでしたが、兄が先に俳優の道を歩んでおり、絢斗さんも自然と演技の世界へ進んでいきました。

2007年にテレビドラマで俳優デビューし、翌2008年には新垣結衣さん主演の映画『フレフレ少女』で映画デビュー。当初から「兄弟そろって演技派」と注目を集める存在でした。

『ソフトボーイ』で日本アカデミー賞新人俳優賞

永山さんの名前を一気に広めたのが、2010年公開の映画『ソフトボーイ』での初主演です。この作品での演技が高く評価され、翌2011年の第34回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞しました。20歳そこそこでの受賞は、若手俳優としては大きな勲章。ここから永山さんは、映画界で着実にキャリアを積んでいくことになります。

その後も『ふがいない僕は空を見た』『藁の楯 わらのたて』『海辺の生と死』『LOVE LIFE』など、骨太な作品に次々と出演。派手なアイドル路線ではなく、作品の世界観に深く入り込む実力派として評価されていきました。

NHK作品の常連――朝ドラから大河まで

永山さんといえば、NHK作品での印象が強い方も多いはずです。2011年には連続テレビ小説(朝ドラ)『おひさま』に出演。2016年の朝ドラ『べっぴんさん』にも顔を出し、お茶の間に親しまれました。

さらに2019年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』にも出演。朝ドラと大河の両方に出られる俳優というのは限られており、それだけNHKからの信頼が厚かったことがうかがえます。落ち着いた佇まいと確かな演技力で、シリアスな役からコミカルな役まで幅広くこなせるのが永山さんの強みでした。

近年は話題作の続編にも

直近では、2023年公開の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』にも出演。人気漫画を原作とする大ヒットシリーズで、若い世代にも名前が知られるようになっていました。映画もドラマも途切れることなくオファーが続き、まさにこれから、という時期だったのです。

03転落の経緯――大麻取締法違反での逮捕と有罪判決

順調に見えたキャリアは、2023年に突然暗転します。ここからの出来事は、ファンにとってもショックの大きいものでした。

  • 2023年6月16日大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕。その後、自宅の家宅捜索で大麻が押収され、再逮捕された(日本経済新聞 2023年8月28日付ほか)。
  • 2023年7月6日大麻取締法違反(所持)の罪で起訴される。
  • 2023年NHK大河ドラマ『光る君へ』の藤原隆家役を降板。代役は竜星涼さんが務めることが発表された(中日スポーツ/ORICON NEWSほか)。
  • 2023年9月1日東京地裁が懲役6月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡す(日本経済新聞 2023年9月1日付)。
  • 2024年8月末逮捕後も契約を継続していた所属事務所を退所し、フリーランスに(ENCOUNTほか 2024年9月2日付)。

報道によると、東京地裁の判決公判で寺尾亮裁判官は、永山さんが10代の頃から大麻使用歴があり継続的に使用していた点に触れ、「依存性や常習性が認められ、強く非難される」と指摘したとされています。一方で、「反省し、大麻の関係者との連絡を絶つなど更生を図ろうとしている」として執行猶予が付けられたと報じられました(日本経済新聞 2023年9月1日付)。

この逮捕の影響は、出演予定だった作品にも及びました。なかでも大きかったのが、2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』です。永山さんは藤原隆家役で出演予定でしたが、これを降板。代役には竜星涼さんが起用され、大河ドラマ初出演を果たしています(中日スポーツ/シネマトゥデイ/ORICON NEWSほか)。撮影が進んでいた作品の差し替えや再撮影など、関係各所に大きな影響を与える結果となりました。

04事務所退所とフリーランスへの道

逮捕後も契約を継続してくれた事務所

薬物事件で逮捕された場合、所属事務所との契約が即座に解除されるケースも珍しくありません。しかし永山さんの場合、有罪判決を受けた後もしばらくは事務所が契約を継続していました。長年所属してきた関係性のなかで、事務所が一定の配慮を見せたかたちです。

2024年夏に事務所を退所、独立

その後、2024年8月末をもって永山さんは所属事務所を退所し、フリーランスとなりました。各メディアの報道によれば、2024年9月初旬に「今後は一個人として仕事を受ける」という趣旨の意向が示されたとされています(ENCOUNT 2024年9月2日付ほか)。

ただ、フリーになったからといってすぐに表舞台へ戻れるわけではありません。執行猶予期間中であること、薬物事件という事案の重さ、そして業界全体のコンプライアンス意識の高まりもあり、地上波テレビなどへの本格復帰は容易ではないと見る向きが多いのが実情です。

復帰には慎重な見方が多い

芸能界では、薬物事件で活動を休止した俳優が、執行猶予期間の満了をひとつの区切りとして復帰を模索するケースがしばしば見られます。永山さんの執行猶予は2023年9月の判決から3年間のため、満了は2026年9月頃と見込まれます。

ただし、執行猶予が明けたからといって、すぐに以前のような露出が戻るとは限りません。同様のケースでも復帰までに数年を要した例があり、永山さんについても各メディアは慎重な見方を示しています。あくまで「現時点で復帰は確認されていない」という段階だと捉えておくのが妥当でしょう。

052026年現在の状況

表舞台での活動は確認されていない

2026年6月現在、永山絢斗さんが俳優として表舞台に復帰したという確かな情報は確認できていません。映画やドラマへの出演予定も、公に発表されているものは見当たらない状況です。フリーランスとなって以降、活動が大きく動いたという報道は出ていません。

派手な復帰のニュースがない一方で、ネガティブな新たなトラブルの報道もない、というのが現在の状況です。執行猶予期間中ということもあり、静かに過ごしているものとみられます。

メディアは「復帰はまだ」と報じている

2025年9月、別の俳優の薬物事件に関連して、永山さんの名前が比較対照として報じられました。女性自身が2025年9月5日に配信した記事では、薬物事件で逮捕された俳優の復帰の難しさを論じるなかで、永山さんについて「まだ」復帰に至っていないという趣旨で言及されています。

《伊勢谷友介は3年、永山絢斗はまだ…》薬物逮捕の清水尋也 復帰への険しすぎる道のり 出典:女性自身 2025年9月5日

この見出しからも分かるように、2025年秋の時点でも、永山さんの俳優復帰は実現していないと報じられていました。薬物事件からの復帰がいかに険しい道のりであるかを示す一例として、永山さんの状況が引き合いに出されたかたちです。揶揄するつもりはありませんが、実力ある俳優だっただけに、その道のりの厳しさを思うと複雑な気持ちになりますね。

復帰時期については断定できない

前述のとおり、永山さんの執行猶予は2026年9月頃に満了する見込みです。これをひとつの節目として、今後の動向に注目が集まる可能性はあります。ただし、復帰の有無や時期について、本人や関係者から具体的な発表があったわけではありません。「執行猶予明けに動きがあるかもしれない」という見方はあくまで一部メディアの予測であり、断定はできない、というのが正確なところです。

公式SNSは確認できていない

なお、ファンの間では「永山絢斗さんのSNSはないの?」という声もありますが、本人の公式とはっきり確認できるSNSアカウントは見当たりませんでした。注意したいのは、兄である永山瑛太さんのアカウントと混同しないこと。インターネット上には永山瑛太さん名義のアカウントが存在しますが、それは兄のものであり、絢斗さん本人のものではありません。本記事では、確認できない情報は掲載しない方針のため、SNSについては「公式が確認できない」という事実のみをお伝えしておきます。

06まとめ

朝ドラ、大河、そして数々の映画で確かな存在感を放っていた永山絢斗さん。日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた実力は本物で、これからさらに大きな役を担っていく俳優だと期待されていました。それだけに、2023年の出来事とその後の沈黙は、多くのファンにとって惜しまれるものとなっています。

永山絢斗 2026年現在まとめ

  • 2023年6月、大麻取締法違反(所持)で逮捕
  • 2023年9月1日、東京地裁が懲役6月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した(日本経済新聞)
  • NHK大河ドラマ『光る君へ』を降板、代役は竜星涼さん
  • 2024年8月末に所属事務所を退所し、フリーランスとなった
  • 2026年6月現在、俳優としての表舞台復帰は確認されていない
  • 執行猶予は2026年9月頃に満了する見込み(時期・復帰の有無は断定できない)
  • 本人の公式SNSは確認できず(兄・永山瑛太さんのアカウントとは別人)

実力派として高い評価を受けてきた永山絢斗さん。現時点で復帰の動きは確認されていませんが、執行猶予の満了という節目を前に、今後どのような選択をするのかは静かに注目されるところです。確かなことが分かるまでは、憶測で語るのではなく、事実をもとに見守っていきたいですね。