ツインテールがトレードマークで、「顔面最強集団」なんて呼ばれたアイドルグループ「まねきケチャ」。その創設メンバーとしてセンターに立ち、2018年には日本武道館のステージまで駆け上がった松下玲緒菜(まつした れおな)さん。ライブアイドル好きの方なら、あの凛とした強い歌声を覚えている方も多いのではないでしょうか。グループ卒業後はソロシンガーとして地道に歩みを続けてきた松下さんですが、2026年7月、ファンにとって少し寂しいニュースが届きました。約11年間の芸能活動に、自ら区切りをつけるという発表です。この記事では、まねきケチャ時代の輝きから2026年現在まで、松下玲緒菜さんの「今」をたっぷりまとめました。
01松下玲緒菜のプロフィール
- 名前
- 松下 玲緒菜(まつした れおな)
- 生年月日
- 1999年5月2日(27歳)
- 出身地
- 愛知県
- 主な活動
- 歌手・タレント(元アイドル)
- 所属グループ
- まねきケチャ(2015〜2023年)/メンバーカラー:赤・炎
- ファンネーム
- マタタビ
- 主な作品
- 写真集「いつまでも」「in the seasons」
まねきケチャのメンバーカラーは赤、属性は「炎」、そしてまねき獣(マスコット動物)は猫。ファンの呼び名が「マタタビ」というのも、猫にちなんだ遊び心があって可愛いですよね。
02全盛期の活躍――まねきケチャのセンターとして
2015年結成、創設メンバーとしてのスタート
松下玲緒菜さんが芸能界に足を踏み入れたのは10代の頃。2015年8月に初お披露目されたアイドルグループ「まねきケチャ」の、まさに結成時からのメンバーでした。
まねきケチャは「既存の“萌え”を超えた“福”の世界を届けたい」というちょっと変わったコンセプトを掲げ、メンバー一人ひとりに動物モチーフの「まねき獣」と属性が設定されているのが特徴。松下さんはグループのセンターを務め、赤いカラーをまとって最前線に立ち続けました。ルックスの良さから、ファンの間でグループが「顔面最強集団」と呼ばれることもあったほどで、松下さんはそのビジュアル面でもグループの顔を担っていたんです。
感情を揺さぶる楽曲群
まねきケチャの魅力は、なんといってもエモーショナルな楽曲たちにあります。1stシングルの「きみわずらい」をはじめ、切なさと熱量が同居したナンバーが多く、いわゆる王道の可愛いアイドルソングとはひと味違う世界観で熱いファンを獲得していきました。
その中でセンターに立つ松下さんは、力強くまっすぐな歌声が持ち味。振り付けの激しい曲でも歌の芯がぶれない安定感があり、ライブでの存在感は抜群でした。ステージ上の彼女を見て「アイドルなのに、歌がちゃんと刺さる」と感じた方も多いはずです。
悲願の日本武道館ライブ
まねきケチャのキャリアのハイライトといえば、2018年9月24日に開催された単独公演「日本武道館deまねきケチャ」でしょう。ライブアイドルにとって武道館は一つの夢の到達点。約1万人規模の会場を沸かせたこのステージに、松下さんは創設メンバーのセンターとして立ちました。
地下やライブハウスのシーンからスタートしたグループが武道館にたどり着くというのは、並大抵のことではありません。結成からの歩みを知るファンにとって、あの日のステージは今も語り草になっています。松下さんにとっても、アイドル人生の中でひときわ大きな景色だったはずです。
グラビアでも注目を集める
歌やパフォーマンスだけでなく、松下さんはグラビアでも注目される存在でした。2017年5月には週刊誌の表紙を飾って初グラビアを披露。その後、20歳の誕生日である2020年5月2日に1st写真集「いつまでも」、2022年5月2日には2nd写真集「in the seasons」を発売しています。
いずれも誕生日にあわせてのリリースというあたりに、ファンを大切にする姿勢がにじみ出ていますね。アイドルとしての活動と並行して、ビジュアル面での人気も着実に積み上げていきました。
03グループ卒業とソロへの歩み
華やかなまねきケチャ時代を経て、松下さんはグループからの卒業を決断します。その経緯を年表で振り返ってみましょう。
- 2015年8月アイドルグループ「まねきケチャ」が初お披露目。松下玲緒菜さんは創設メンバーとして参加し、センターを担当。
- 2017年5月週刊誌の表紙で初グラビアを披露し、ビジュアル面でも注目を集める。
- 2018年9月単独公演「日本武道館deまねきケチャ」を開催。約1万人規模のステージにセンターとして立つ。
- 2020年5月20歳の誕生日に1st写真集「いつまでも」を発売。
- 2022年4月翌年春にまねきケチャを卒業することを発表。
- 2022年5月2nd写真集「in the seasons」を発売。アイドルとしての節目を刻む。
- 2023年3月20日卒業記念公演『旅立ち』を開催し、まねきケチャを正式に卒業。同時に所属事務所も退社。
- 2023年12月ソロアーティストとしての活動を本格スタート。
2022年4月に卒業を発表し、約1年をかけてファンとゆっくり別れを重ねながら、2023年3月20日の卒業記念公演『旅立ち』でまねきケチャを卒業。結成からずっと走り続けた8年間の、一つの大きな区切りでした。
卒業と同時に、当時の所属事務所も退社。多くのアイドルにとって、グループを離れるタイミングは芸能活動そのものから離れる分岐点にもなりがちですが、松下さんが選んだのは「一人で歌い続ける」道でした。
04アニソンシンガーを目指したソロ活動
8年のアイドル活動を経て、ソロシンガーへ
まねきケチャで培った歌の力を武器に、松下さんは2023年12月からソロアーティストとしての活動を本格化させます。グループという後ろ盾を離れ、名前一つで勝負する。しかも派手なメディア露出ではなく、ライブを中心に地に足のついた活動を選んだのが、松下さんらしいところです。
路上ライブから積み上げる日々
ソロ転向後の松下さんは、路上ライブやイベント出演を精力的に重ねてきました。目指していたのは、アニメソングを歌うシンガーとしての活躍。凛とした力強い歌声というアイドル時代からの持ち味を活かし、一つひとつのステージを大切にしながら、新しいフィールドで自分の場所を作ろうと努力を続けていました。
大きなグループのセンターだった人が、あらためて路上に立って歌う。その姿勢に、かつてのまねきケチャファンだけでなく、新しく彼女の歌に出会った人たちも心を動かされていったようです。派手さよりも実直さで前に進む――ソロ期の松下さんは、そんな印象を残しています。
ファンとつながり続けたSNS発信
活動の場を移しても、松下さんはSNSでの発信を通してファンとの距離を保ち続けました。X(旧Twitter)やInstagramでライブ情報や日常の様子を届け、応援してくれる人たちとのつながりを大切にしてきたんです。アイドル時代からのファン「マタタビ」たちにとっても、彼女の投稿はずっと変わらない楽しみだったのではないでしょうか。
052026年現在――芸能界引退の発表
2026年7月、突然の引退報告
そして2026年7月9日、松下さんは自身のSNSで大きな決断を明かします。約11年間続けてきた芸能活動を、引退するという発表でした。
突然のご報告になりますが、2026年12月19日のライブをもちまして、芸能活動を引退することを決めました。 出典:スポニチアネックス 2026年7月9日
発表はスポニチや日刊スポーツ、ENCOUNT、オリコン、音楽ナタリーなど主要メディアで一斉に報じられ、大きな反響を呼びました。まねきケチャ時代を含めれば約11年。10代から積み重ねてきたキャリアに、27歳で自ら区切りをつけるという知らせに、ファンからは驚きと寂しさの声が広がりました。
感謝にあふれたメッセージ
引退を伝える松下さんのコメントは、終始ファンへの感謝でつづられていました。
約11年間、活動を続けてこられたのは、どんな時も支えてくださった皆様のおかげです。皆様と出会えたこと、一緒に見た景色は、私にとってかけがえのない宝物です。 出典:日刊スポーツ 2026年7月10日
そして「最後まで、松下玲緒菜らしく駆け抜けます。ぜひ会いに来ていただけたら嬉しいです」と、ラストまで前を向く言葉で締めくくっています。引退を後ろ向きにとらえるのではなく、残された時間を大切に走り抜けるという姿勢が伝わってきますね。ファンからも「寂しい」「最後まで駆け抜けて」「昔も今も歌声が大好きでした」といった温かいメッセージが数多く寄せられました。
ラストライブは2026年12月19日
芸能活動の締めくくりとなるラストライブは、2026年12月19日、東京・SHIBUYA TAKE OFF7で開催予定です。武道館の大舞台から、最後はライブハウスへ。ファンと近い距離で歌い切るという幕引きは、地道にステージを重ねてきたソロ期の松下さんらしい選択とも言えます。
「ひとつひとつのライブやイベントを大切に、感謝の気持ちを込めてお届けしたい」と語る松下さん。引退までの残りの期間、一回一回のステージに込める思いは、きっと特別なものになるでしょう。
引退後もSNSは継続
寂しい話題ではありますが、完全に姿が見えなくなるわけではありません。松下さんは「一部SNSにつきましては、引き続き更新していく予定です」と明かしています。ライブやイベントなど、ファンと直接会う活動は2026年12月19日で終了となりますが、SNSを通じた発信は続けていくとのこと。
現在の松下さんの様子は、本人の公式Instagramで見ることができます。引退を発表した今も、ファンに向けた発信を続けています。
引退という決断の理由について、本人は詳しく語っていません。憶測であれこれ詮索するのは野暮というもの。約11年走り続けた一人の表現者が自分で出した答えを、そっと受け止めたいですね。
06まとめ
まねきケチャのセンターとして武道館のステージに立ち、卒業後は一人のシンガーとして路上から歩み直した松下玲緒菜さん。派手さよりも実直さで、ずっと歌と向き合い続けてきた11年でした。
松下玲緒菜 2026年現在まとめ
- 2015年結成のアイドルグループ「まねきケチャ」の創設メンバー・センター
- 2018年には日本武道館での単独公演に出演
- 2023年3月20日の卒業記念公演『旅立ち』でグループを卒業、事務所も退社
- 2023年12月からソロアーティストとして活動、アニソンシンガーを目指し路上ライブを重ねる
- 2026年7月9日、約11年の芸能活動からの引退を発表
- ラストライブは2026年12月19日、東京・SHIBUYA TAKE OFF7
- 引退後も一部SNSでの発信は継続予定
10代の頃からアイドルとして走り出し、グループの卒業も、ソロへの挑戦も、そして引退という決断も、すべて自分の意思で選び取ってきた松下玲緒菜さん。2026年12月19日のラストステージに向けて「松下玲緒菜らしく駆け抜けます」という言葉どおり、最後まで力強い歌声を届けてくれるはずです。これまでの歩みに拍手を送りつつ、ラストライブまでの姿を見守っていきたいですね。