「森の磯松」のメンバーとして、また『笑っていいとも!』のいいとも青年隊として、1980〜90年代のお茶の間に元気な笑顔を届けていた磯野貴理子さん。お笑いユニット「チャイルズ」時代から数えると、芸能生活はすでに40年近くに及びます。2度の結婚と離婚、体型や見た目をめぐる度重なる話題……浮き沈みの多い芸能人生を歩んできた磯野さんですが、2026年現在もバラエティ番組で軽妙なトークを聞かせつつ、プライベートでは山と鳥にすっかり夢中になっているのだとか。全盛期の活躍から現在の暮らしぶりまで、じっくり振り返ってみましょう。
01磯野貴理子のプロフィール
- 本名
- 非公表
- 生年月日
- 1964年2月1日(62歳)
- 出身地
- 三重県度会郡南勢町(現・南伊勢町)
- 学歴
- 三重県立南伊勢高等学校卒業
- 主な活動
- タレント・司会・エッセイスト
- デビュー
- 1987年、お笑いユニット「チャイルズ」
- 所属事務所
- ジャパン・ミュージックエンターテインメント
- 代表番組
- 『笑っていいとも!』『おそく起きた朝は…』
2026年で62歳。三重県の高校を卒業後、地元の銀行に就職し東京へ転勤、その後劇団を経て芸能界入りという少し変わった経歴の持ち主です。
02全盛期の活躍――チャイルズから朝の顔へ
ラサール石井プロデュースの「チャイルズ」でデビュー
磯野貴理子さんが芸能界にその名を刻んだのは1987年。ラサール石井さんがプロデュースしたお笑い女性アイドルグループ「チャイルズ」の一員として、「きりこ」の愛称でデビューしました。チャイルズは1988年に『恋は魚河岸のごとく』でレコードデビューし、翌年にはアルバム『CHILD’S PARADISE』もリリース。歌って笑わせる、当時としては新しいタイプのユニットでした。
いいとも青年隊としてお茶の間に定着
チャイルズは1987年10月から1989年3月にかけて、『森田一義アワー 笑っていいとも!』に5代目「いいとも青年隊」としてレギュラー出演。毎日お昼の生放送に顔を出す存在として、全国的な知名度を獲得していきます。グループは1990年代初めに解散しますが、磯野さんはここからタレントとして独り立ちしていくことになります。
「森の磯松」と朝の情報番組で不動の地位を築く
チャイルズ解散後、磯野さんが長く軸足を置いたのが『おそく起きた朝は…』(現・『はやく起きた朝は…』)でした。同番組では松居直美さん、森尾由美さんとともに「森の磯松」というユニットを結成。3人の息の合ったやり取りは長年の名物コーナーとなり、令和に入ってからも特番などで復活するほどの人気を誇っています。
「キリコる」という流行語も生まれた個性派ぶり
全盛期の磯野さんを語るうえで欠かせないのが、島田紳助さんに「キリコる」という造語を作られるほどの、独特のキャラクターです。ふくよかな体型をいじられながらも、それを逆手に取って笑いに変える強さと愛嬌で、多くの番組にひっぱりだこになりました。単なる「いじられ役」にとどまらず、自らトークで場を回せる司会力の高さも、長年重宝された理由のひとつです。
032度の結婚と離婚
華やかな芸能活動の裏で、磯野さんはプライベートで2度の結婚と離婚を経験しています。いずれも当時大きく報じられ、本人がテレビの生放送で自ら報告するという形が続きました。
- 2003年12月当時のマネージャーだった正司宏行さんと結婚。10年の交際を経てのゴールインで、翌2004年1月にハワイで挙式。
- 2009年11月正司さんと離婚。テレビ番組『行列のできる法律相談所』で「夫の浮気」が理由だったと自ら明かした。
- 2012年9月24歳年下のバーテンダー男性と再婚。年の差カップルとして注目を集める。
- 2019年5月19日『はやく起きた朝は…』の生放送で、2度目の離婚を自ら発表。夫から「自分の子どもが欲しい」と切り出されたことがきっかけだったと明かす。
2度目の離婚については、報道によると表向きの理由の背後に、金銭面や生活態度をめぐる夫婦間の溝もあったとされています。当時55歳だった磯野さんに対して、年下の夫が「子どもが欲しい」という理由を挙げたことは、多くのメディアやSNSで同情の声とともに大きな話題を呼びました。磯野さん自身は生放送の中でも気丈にふるまい、明るく状況を説明する姿が印象的でした。
04体型と見た目をめぐる長年の葛藤
磯野さんのキャリアには、体型やビジュアルをめぐる話題も常につきまとってきました。デビュー当時から「ぽっちゃり」「キリコる」といったいじられ方をされ、それをバラエティのネタとして消化してきた一方で、本人にとっては簡単に割り切れるものではなかったことも、著書やインタビューでたびたび語られています。
長年テレビの第一線で「見た目をいじられる」ことを仕事の一部として引き受けてきた磯野さんですが、年齢を重ねるにつれて、健康や生き方そのものを見つめ直す機会も増えていったといいます。近年のインタビューでは、若い頃のように容姿や周囲の評価に振り回されるのではなく、「自分が楽しいと思えることを優先する」という価値観の変化を語る場面が増えました。それが後述する登山や野鳥観察といった新しい趣味への没頭にもつながっているようです。
052026年現在の活動
バラエティ番組に多数出演し現役続行
2026年現在も磯野さんはテレビの第一線で活動を続けています。フジテレビ系『久保みねヒャダこじらせナイト』には「森の磯松」の3人(磯野さん・松居直美さん・森尾由美さん)としてたびたび出演し、往年のトリオならではの掛け合いで根強い人気を保っています。このほか『超ホンマでっか!?TV』『よじごじDays』『かまいたちの瞬間回答』など、複数の情報・バラエティ番組にゲストや準レギュラーとして顔を出しており、40年近いキャリアで培ったトーク力は今も健在です。
57歳で開眼した野鳥観察に夢中
近年の磯野さんを語るうえで欠かせないのが、57歳のときに突如ハマったという「野鳥観察」です。専門知識を身につけるために日本野鳥の会にも入会し、カメラ片手に山や公園を歩き回る日々を送っています。取材に対して磯野さんは、この趣味が生活そのものを変えたと語っています。
「人生が変わりました」 出典:NEWS ポストセブン 2024年9月1日
いまだに初めて見る鳥ばかりで、興味がまったく尽きないと明かしており、「初見の鳥」をテーマにした写真展を開くほどの本格ぶりです。
月2回の登山とボランティア活動
野鳥観察とセットで、登山も磯野さんの生活に欠かせないものになっています。以前は「つらい」と感じていた登山も、今では月に2回のペースで楽しむようになったといい、山頂で食べるおにぎりの味は格別だと語っています。2025年8月には日光白根山に登り、ガレ場で転びながらもイワヒバリやルリビタキといった野鳥との出会いを満喫した様子がニュースでも伝えられました。さらに東京都水道局が主催する多摩川水源森林ボランティアにも参加し、間伐や枝打ちといった森林保全活動にも取り組んでいます。テレビの中の磯野さんとはまた違う、自然と向き合うプライベートの顔が、近年少しずつ知られるようになってきました。
06まとめ
チャイルズやいいとも青年隊としてお茶の間に飛び込んできてから約40年。2度の結婚と離婚、体型をめぐる長年のいじられキャラなど、決して平坦ではない道のりを歩みながらも、磯野貴理子さんは今もテレビの第一線に立ち続けています。そして62歳になったいま見せているのは、山を歩き、鳥を追いかける、意外なほど瑞々しい新しい顔です。芸能生活の長さと、そのなかで見つけた新しい楽しみの両方を大切にする磯野さんの姿は、同世代の視聴者にとっても勇気づけられるものではないでしょうか。
磯野貴理子 2026年現在まとめ
- 1987年、お笑いユニット「チャイルズ」でデビュー。いいとも青年隊としても活躍
- 『おそく起きた朝は…』の「森の磯松」で長年お茶の間の人気者に
- 2003年と2012年の2度結婚、いずれも離婚を経験。2019年の離婚は生放送で自ら報告
- 体型をめぐる長年のいじられキャラを乗り越え、現在は自分らしさを大切にする姿勢へ
- 2026年現在も『久保みねヒャダこじらせナイト』などバラエティに多数出演し現役続行
- 57歳で野鳥観察に開眼し、日本野鳥の会に入会。写真展を開くほど本格化
- 月2回の登山や森林ボランティアにも取り組み、自然と向き合う新しい日常を満喫中
「キリコる」と言われた全盛期から、山と鳥を愛する現在まで。磯野貴理子さんのこれからの活躍にも、引き続き注目していきたいですね。