1980年代、テレビをつければあの爽やかな笑顔がそこにいた――そんな記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか。『笑っていいとも!』の初代いいとも青年隊として注目を浴び、クイズ番組では軽妙なトークで茶の間を沸かせ、ディズニー映画『アラジン』では主役の声まで担当した羽賀研二さん。まさに「お茶の間の人気者」でした。けれどその後、金銭をめぐるトラブルで有罪判決を受け、服役。すっかりテレビから姿を消してしまいました。「あの羽賀研二さんは、今どこで何をしているんだろう?」と気になる方のために、2026年現在の羽賀さんの「今」を、全盛期の輝きから事件の経緯まで、事実ベースで丁寧にまとめました。

01羽賀研二のプロフィール

本名
當眞 美喜男(とうま みきお)
生年月日
1961年7月21日(64歳)
出身地
沖縄県コザ市(現・沖縄市)
身長
183cm
デビュー
1981年(ミュージカル『ザ・ファンタスティックス』)
主な活動
タレント・俳優・歌手・声優
代表作
『笑っていいとも!』いいとも青年隊/映画『アラジン』アラジン役(吹き替え)
現在の拠点
沖縄県

長身でルックスも良く、トーク巧者でもあった羽賀さんは、まさに1980年代の「マルチタレント」の典型でした。2026年で64歳。あの頃テレビで観ていた方にとっては、ずいぶん時間が経ったんだなと感じる年齢ですね。

02全盛期の活躍――クイズ番組とアラジン

いいとも青年隊からブレイク

羽賀研二さんが世に出るきっかけになったのは、1982年から始まった国民的お昼番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』です。羽賀さんは番組初期を支えた「初代いいとも青年隊」のメンバーとして、1982年10月から1985年3月まで出演。タモリさんのそばで活躍する若手として全国にその名と顔を知られていきました。沖縄出身の青年が、お茶の間の人気者へと一気に駆け上がっていった時期です。

ルックスの良さと明るいキャラクターで、当時の若い女性ファンを中心に絶大な人気を集めました。バラエティ番組に引っ張りだことなり、80年代の「アイドル的タレント」のひとりとして確固たる地位を築いていったのです。

クイズ番組やバラエティでお茶の間の常連に

羽賀さんといえば、クイズ番組やバラエティでの軽快なトークを思い出す方も多いはずです。1985年からは人気クイズ番組『象印クイズ ヒントでピント』の解答者として長くレギュラー出演し、お茶の間にすっかり定着しました。明るく親しみやすいキャラクターは、家族そろって楽しめる番組によくマッチしていたんですよね。

その後も数多くのバラエティ番組に出演し、テレビで見ない日はないというほどの売れっ子ぶり。歌手としても「街角ロンリー・レイン」などのシングルをリリースするなど、活動は多岐にわたりました。俳優としてもNHK大河ドラマ『琉球の風』『八代将軍吉宗』『北条時宗』といった作品に出演しており、まさに歌・芝居・トークを何でもこなすマルチタレントだったわけです。

ディズニー映画『アラジン』の声優も

意外と知られていないかもしれませんが、羽賀さんはディズニーアニメの吹き替えでも大きな仕事を残しています。1993年公開のディズニー映画『アラジン』では、なんと主役・アラジンの日本語吹き替えを担当。1995年のビデオ続編『アラジン ジャファーの逆襲』でも同じくアラジン役を務めました。さらに劇場アニメ『ストリートファイターII MOVIE』(1994年)ではケン役を演じています。

世代によっては「羽賀研二=アラジンの声の人」という記憶を持つ方もいるかもしれませんね。バラエティの顔だけでなく、声優としても代表作を残していたというのは、羽賀さんの芸域の広さを物語っています。全盛期の羽賀さんは、本当にあらゆるジャンルで活躍する存在だったのです。

03転落――金銭トラブルと服役

華やかな全盛期から一転、羽賀さんの名前が報じられるのは金銭をめぐるトラブルでのことが増えていきました。ここからは報道されている事実に基づいて、事件の経緯を時系列で整理します。

きっかけは未公開株をめぐる詐欺事件でした。2007年6月、羽賀さんは詐欺などの容疑で逮捕・起訴されます。2008年11月の一審では無罪判決が出たものの、2011年6月の二審では一転して懲役6年の逆転有罪判決。2013年3月、最高裁が上告を棄却し、懲役6年の実刑が確定しました。長く第一線で活躍してきたタレントの実刑確定は、当時大きく報じられました。

さらに、その後の強制執行をめぐる問題でも罪に問われます。2016年には民事裁判で多額の賠償命令が出され、2019年には強制執行を妨害したとして再び逮捕・起訴。2020年に有罪判決が確定し、2度目の服役をすることになりました。家族とは2016年に離婚が成立しています(プライバシーに配慮し、家族の詳細は伏せます)。

  • 2007年6月未公開株をめぐる詐欺などの容疑で逮捕・起訴される。
  • 2008年11月一審で無罪判決が言い渡される。
  • 2011年6月二審で懲役6年の逆転有罪判決。
  • 2013年3月最高裁が上告を棄却し、懲役6年が確定。
  • 2016年10月民事裁判で多額の損害賠償が命じられる。
  • 2019年1月強制執行妨害の容疑で逮捕・起訴される。
  • 2020年9月控訴審で懲役1年2月に減刑され、有罪が確定。
  • 2021年9月服役を終え、2度目の出所。沖縄で再出発する。

事件については一貫して無罪を主張してきたとされる一方、司法の判断としては有罪が確定しています。ここでは是非の評価を下すのではなく、報じられた事実を淡々と確認するにとどめておきます。

04沖縄での再出発

2021年9月、羽賀研二さんは服役を終えて出所しました。長い空白を経て社会復帰した羽賀さんが選んだのは、生まれ故郷である沖縄を拠点とした再スタートでした。

報道によれば、出所後の羽賀さんは沖縄の人材派遣会社などで働きながら生活を立て直していったとされます。かつてテレビで毎日のように見かけた大スターが、地元で地道に働きながら再び歩み始めた――その姿は、全盛期を知るファンにとっては複雑な思いを抱かせるものだったかもしれません。

そんな中で話題を呼んだのが、2023年7月の「ホストデビュー」でした。報道によれば、羽賀さんは老舗ホストクラブ「愛本店」に期間限定でホストとして立ったとされ、60代でのホストデビューという異色の話題は、ワイドショーやネットニュースでも大きく取り上げられました。芸能界の表舞台からは遠ざかったものの、持ち前のトーク力とサービス精神で、新たな形で人前に立とうとする姿が印象的でした。

こうした活動を通じて、羽賀さんは少しずつメディアにも顔を出すようになっていきます。事件のイメージが先行しがちな存在ではありますが、本人なりに前を向いて生活を再建しようとしている――そのプロセスの一つひとつが、ここ数年の羽賀さんの歩みだったといえそうです。

052026年現在の活動

YouTubeで自ら発信

2026年現在の羽賀研二さんの活動でまず挙げられるのが、自身のYouTubeチャンネルでの発信です。羽賀さんは「はがけんチャンネル-羽賀研二 Official Channel-」を運営しており、ファンや視聴者に向けて自らの言葉で近況を届けています。テレビ局を介さず、本人が直接発信できる場としてYouTubeを選んだかたちです。

かつてのトーク巧者ぶりは健在で、自身の半生やこれまでの出来事について語る動画なども配信されてきました。テレビでの露出が限られる現在の羽賀さんにとって、こうした自前のメディアは貴重な発信の場になっているようです。気になる方は、本人公式とされるこのチャンネルをのぞいてみるのが、最も確実に「今の羽賀さん」に触れられる方法でしょう。

バラエティ番組への出演

2024年には、ネット番組への出演でも話題になりました。2024年5月14日に配信されたABEMAのバラエティ番組『愛のハイエナ』の回に出演し、恋愛企画に挑戦。番組内で大きく年下の女性とカップル成立するという展開が報じられ、ネットニュースでも取り上げられました。

地上波のレギュラーこそないものの、ネット配信を中心に、企画次第ではこうしてメディアに登場する機会もあるわけです。全盛期を知る人にとっては、あの羽賀さんが恋愛バラエティに出ているという光景そのものが、時代の移り変わりを感じさせますね。

報じられた近況と本人の言葉

一方で、過去の金銭トラブルに関連する話題が再び報じられたこともありました。2024年9月には不動産登記をめぐる強制執行妨害の疑いで逮捕されたものの、同年10月に処分保留で釈放され、12月には不起訴処分となっています。事件として立件されるには至らなかった、というのが報道されている事実です。

羽賀さん自身は、過去の詐欺事件について一貫して無罪を主張する立場を取ってきたとされます。あるインタビューでは、自らの胸の内をこう語っていたと報じられています。

無罪を主張してきた。本当に人を騙すつもりなんてなかった。 出典:女性自身(各種報道の趣旨に基づく) 2023年

司法の判断と本人の主張には隔たりがあり、ここで一方に肩入れすることはしません。ただ、出所後の羽賀さんが、沖縄での仕事やホスト業、YouTubeでの発信など、自分なりに社会の中で居場所を見つけ直そうとしてきたこと自体は、確かな事実として受け止めてよいのではないでしょうか。

06まとめ

『笑っていいとも!』のいいとも青年隊として世に出て、クイズ番組やバラエティ、歌、ドラマ、そして『アラジン』の声優まで――1980年代のテレビを彩った羽賀研二さん。その後の金銭トラブルと2度の服役によって表舞台から姿を消しましたが、2021年の出所以降は故郷・沖縄を拠点に、自分なりの再出発を続けてきました。

羽賀研二 2026年現在まとめ

  • 1961年7月21日生まれ、沖縄県コザ市(現・沖縄市)出身。2026年で64歳。
  • 『笑っていいとも!』初代いいとも青年隊として人気を集めたマルチタレント。
  • 映画『アラジン』のアラジン役(日本語吹き替え)など声優としても代表作を残す。
  • 2013年に詐欺事件で懲役6年が確定、その後の事件も含め2度服役した(報道ベース)。
  • 2021年9月に出所し、故郷・沖縄を拠点に再出発。
  • 2023年にはホストデビュー、2024年にはABEMAの恋愛バラエティにも出演。
  • 現在は「はがけんチャンネル-羽賀研二 Official Channel-」を通じて自ら発信している。

かつての大スターが歩んできた道のりは、決して平坦なものではありませんでした。事件をめぐる評価は人それぞれあるでしょうが、64歳になった今も、羽賀さんが社会の中で自分の居場所を探し続けていることは確かです。テレビの第一線で輝いていたあの時代を覚えている人にとって、羽賀研二さんの「今」は、きっと一度は気になる存在のはず。これからの歩みも、静かに見守っていきたいですね。