『ヒミズ』や『東京リベンジャーズ』、Netflix『幽☆遊☆白書』などで強烈な存在感を放ち、「若手実力派」「映画界が放っておかない逸材」と評されてきた俳優・清水尋也さん。鋭い目つきと独特の存在感で、観る人の記憶に残る役を数多く演じてきました。ところが2025年9月、大麻所持で逮捕されたという報道が流れ、出演中だった作品や決まっていた仕事から相次いで降板。「あの俳優、今どうしているんだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、清水尋也さんの全盛期の活躍から、逮捕・降板・判決までの経緯、そして2026年現在の状況までを、主要メディアの報道をもとに整理してまとめました。

01清水尋也のプロフィール

本名
清水 尋也(しみず ひろや)
生年月日
1999年6月9日(26歳)
出身地
東京都
身長
186cm
主な活動
俳優
所属事務所
有限会社オフィス作
デビュー
2012年(映画・ドラマ)
代表作
「ヒミズ」「渇き。」「東京リベンジャーズ」シリーズ

2026年6月時点で26歳。10代の頃から第一線で活躍し、これからが本格的な飛躍の時期と見られていた若手俳優のひとりでした。

02全盛期の活躍――若手実力派として駆け抜けた10年

子役からのスタートと映画界での評価

清水尋也さんが俳優として注目を集めたのは10代の頃。2012年に出演作で映像の世界に足を踏み入れ、その後は次々と話題作に起用されていきます。早くから「目で芝居ができる」「同世代では頭ひとつ抜けている」と評され、映画監督や演出家からの信頼が厚い俳優として知られていました。

特に映画『渇き。』(2014年)では、いじめられる少年役を演じて強烈な印象を残します。当時まだ10代でありながら、危うさと繊細さを併せ持った演技で、一気にその名を知られる存在になりました。

『ヒミズ』をはじめとする話題作への出演

清水さんの出演作には、社会派からエンターテインメント大作まで幅広いジャンルが並びます。園子温監督作品をはじめとする映画群や、『ソロモンの偽証』『ちはやふる』シリーズ、『ミスミソウ』といった作品で、難しい役どころにも臆せず挑んできました。

線の細い少年から、影のある青年、ときに不穏さをまとった役まで、振り幅の広さも持ち味でした。「この役は清水尋也でなければ」と思わせるような、独特の佇まいを持った俳優だったと言えます。

『東京リベンジャーズ』『幽☆遊☆白書』で広い世代に

近年では、人気漫画を実写化した『東京リベンジャーズ』シリーズで半間修二役を演じ、若い世代を中心に一気に知名度を高めました。原作ファンの多い作品で、独特の存在感を持つキャラクターを任されたことは、清水さんへの期待の大きさを物語っています。

さらにNetflixで世界配信された実写ドラマ『幽☆遊☆白書』では鴉(からす)役を担当。国内外の視聴者の目に触れる大型プロジェクトに名を連ね、活躍の場は着実に広がっていました。

高まり続けていた評価

ドラマ『anone』での演技が評価されて新人賞を受けるなど、賞レースでも名前が挙がるようになり、清水さんは「これから主演級に駆け上がっていく若手」として業界内外から大きな期待を寄せられていました。逮捕後の各メディアの報道でも、業界内で「若手実力派」として高く評価されていたことがあらためて伝えられており、その期待値の高さがうかがえます。

03転機となった2025年――逮捕と降板の経緯

順調にキャリアを重ねていた清水さんにとって、2025年は大きな転機となりました。ここからの経緯は、主要メディアで報じられた事実を時系列で整理します。

  • 2025年9月3日麻薬取締法違反(大麻)の疑いで警視庁に逮捕されたと報じられる。その後、自宅から見つかった乾燥大麻を所持していたとして再逮捕されたとされる(時事通信・NHKほか報道)。
  • 2025年9月3日所属事務所が「ニュースで知り、大変困惑しております」とのコメントを発表(オリコンほか報道)。
  • 2025年9月3日NHKが、9月29日スタートの連続テレビ小説『ばけばけ』からの降板を発表。すでに撮影に入っていたため代役を立てる方向で調整と報じられる(スポニチほか報道)。
  • 2025年9月TBS系日曜劇場『19番目のカルテ』の出演シーンがカットされる対応に。最終回は出演シーンを全カットして再編集のうえ放送されたと報じられる(オリコンほか報道)。
  • 2025年9月22日麻薬取締法違反の罪で起訴されたとされる。
  • 2025年9月24日保釈金200万円を納付して保釈。報道陣の前で謝罪したと伝えられる(モデルプレスほか報道)。
  • 2025年12月8日東京地裁で初公判。起訴内容を認めたと報じられる(オリコンほか報道)。
  • 2025年12月19日東京地裁が拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡したと報じられる(NHK・時事通信ほか報道)。

放送開始直前というタイミングでの逮捕報道だったため、出演予定・出演中だった複数の作品に影響が及びました。とりわけ朝ドラの降板は注目を集め、代役についても大きく報じられることになります。

04裁判と作品への影響

朝ドラ『ばけばけ』降板と代役

清水さんは連続テレビ小説『ばけばけ』で、松江の秀才・庄田多吉役を演じる予定だったと報じられています。逮捕報道を受けてNHKが降板を発表し、代役として俳優の濱正悟さんがキャスティングされたと伝えられました(SmartFLASH 2025年)。すでに撮影が進んでいた中での差し替えとなり、制作現場の対応にも注目が集まりました。

『19番目のカルテ』全カットという対応

放送中だったTBS系日曜劇場『19番目のカルテ』では、清水さんが内科医・鹿山慶太役で出演していましたが、逮捕報道を受けて出演シーンをカットする方針が取られました。主演の松本潤さんは番組内で、出演シーンをすべてカットして編集し直し、ストーリーのつじつまが合うよう再編集したという趣旨の説明をしたと報じられています(オリコン 2025年)。最終回ではクレジットからも名前が外れる形となり、編集の完成度に驚く声と、当初の内容を惜しむ声の両方が上がったと伝えられています。

こうした「出演者の不祥事に伴うシーン差し替え・全カット」という対応については、報道の中で慣例のあり方を問う議論も見られました。本人の問題と作品そのものの評価は切り分けて考えたい、という視聴者の声があったことも事実です。

初公判での本人の発言

報道によると、2025年12月8日の初公判で清水さんは起訴内容を認め、大麻を使用した理由について「主にストレスの緩和やリラックス」「大切な時期だと自覚していてプレッシャーを感じることが多かった」という趣旨の説明をしたとされます。また今後の仕事については「生活を立て直すためにも一般の仕事を探して働いていくつもり」と述べたと報じられました(オリコン 2025年12月8日)。検察側は拘禁刑1年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めたとされています。

執行猶予付きの有罪判決

2025年12月19日、東京地裁は清水さんに対し、拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡したと報じられています。報道によると裁判官は、大麻に引かれて繰り返し入手していたことや、使用頻度が上がり依存性も生じつつあったことを指摘する一方で、本人が事実を認め二度と手を出さないと誓っていることなどを踏まえ、執行猶予が相当と判断したとされます(NHKニュース時事ドットコム 2025年12月19日)。

判決理由では、裁判官から「これからしっかり頑張ってください」という趣旨の言葉がかけられ、清水さんは「はい」としっかり答えたと報じられています。執行猶予が付いた背景には、本人が起訴内容を認めていること、前科がないこと、そして俳優である兄・清水尚弥さんが情状証人として出廷し、更生を支える意向を示したことなどがあったとされます(中日スポーツ 2025年12月19日)。

052026年現在の状況

復帰時期は未定の状態

2026年6月現在、清水尋也さんが俳優として表立った活動を本格的に再開したという報道は確認できていません。執行猶予中の身であり、初公判で本人が「一般の仕事を探して働いていくつもり」と述べていたことからも、すぐに芸能活動へ全面復帰するという状況ではないと見られます。

芸能界では、薬物事件で執行猶予判決を受けた人が一定の期間を置いてから活動を再開するケースもありますが、その時期や形は人によってさまざまです。清水さんについても、現時点で具体的な復帰の予定が公表されているわけではありません。

事務所は支援の姿勢を表明

報道によると、所属事務所であるオフィス作は逮捕後も清水さんを切り捨てるのではなく、更生を支える姿勢を示しているとされます。事務所代表を務める松田美由紀さんは、自身のSNSなどで事件について言及し、謝罪したうえで、本人の更生に今後も力になっていきたいという趣旨の発信をしたと伝えられています(オリコン 2025年)。

検察側は拘禁刑1年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は12月19日に言い渡される予定。 出典:オリコン 2025年12月8日(初公判についての報道)

判決後の現在は、まずは生活を立て直し、更生に取り組む段階にあると見るのが自然でしょう。

ファンの間に残る期待の声

一方で、清水さんの演技力を惜しむ声や、いつか戻ってきてほしいという声も根強く残っています。初公判をめぐる報道では、法廷で見せた本人の様子に対し「戻ってきて」といった反応があったと伝える記事もありました(週刊女性PRIME)。

もちろん、薬物事件に対しては厳しい見方も当然あります。ただ、それだけ清水さんの俳優としての才能が広く認められていたということでもあります。本人がどのように生活を立て直していくのか、静かに見守りたいところです。

過去の出演作はどうなっているか

すでに公開・配信された映画やドラマの多くは、現在も各種配信サービスなどで視聴できる状態にあります。一方で、放送・配信のタイミングと逮捕報道が重なった作品については、前述のようにシーンのカットや差し替えといった対応が取られました。今後新たに発表される作品で、撮影済みの清水さんの出演がどう扱われるかは、その都度の判断によると見られます。

06まとめ

『ヒミズ』『渇き。』『東京リベンジャーズ』などで「若手実力派」として高い評価を受けてきた清水尋也さん。順調にキャリアを積み上げていた最中の2025年9月、大麻所持で逮捕されたという報道が流れ、出演作からの降板・カットが相次ぎ、12月には執行猶予付きの有罪判決を受けることになりました。

清水尋也 2026年現在まとめ

  • 1999年生まれ、東京都出身の俳優。『ヒミズ』『渇き。』『東京リベンジャーズ』などで知られる若手実力派
  • 2025年9月3日、麻薬取締法違反(大麻)の疑いで逮捕されたと報じられた
  • NHK朝ドラ『ばけばけ』を降板し、代役は濱正悟さんが務めたと報じられた
  • TBS『19番目のカルテ』では出演シーンがカット・再編集される対応が取られたと報じられた
  • 2025年12月19日、東京地裁が拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡したと報じられた
  • 所属事務所オフィス作は、逮捕後も更生を支援する姿勢を示しているとされる
  • 2026年6月現在、本格的な俳優活動再開の発表は確認されておらず、生活の立て直し・更生の段階と見られる

才能を高く評価されていた俳優だっただけに、今回の一連の出来事を残念に感じている方も多いはずです。事件はすでに報じられた事実であり、本人もそれを認めて判決を受けています。これからの清水尋也さんがどのように歩み直していくのか、その先を静かに見守っていきたいですね。