ウエンツ瑛士さんと組んだデュオ「WaT」の甘いマスクと爽やかなハーモニーで、2000年代の女子の心をわしづかみにした小池徹平さん。「a Day in Our Life」を口ずさんだ世代も多いのではないでしょうか。一方で「医龍」や「ホームレス中学生」では確かな演技も見せ、アイドル的人気と俳優としての実力を両立させた稀有な存在でした。あれから二十年。最近テレビではあまり見かけなくなったな……と思っている方、実は小池さん、今はミュージカルの世界でとんでもなく充実した毎日を送っているんです。2026年現在の小池徹平さんの「今」を、全盛期の活躍から振り返りつつ徹底的にまとめました。
01小池徹平のプロフィール
- 本名
- 小池 徹平(こいけ てっぺい)
- 生年月日
- 1986年1月5日(40歳)
- 出身地
- 大阪府大阪狭山市
- 所属事務所
- バーニングプロダクション
- 主な活動
- 俳優・ミュージカル俳優・歌手
- 元所属ユニット
- WaT(ウエンツ瑛士とのデュオ/2016年解散)
- 代表作
- 「医龍」「ホームレス中学生」「キンキーブーツ」
- 受賞歴
- 日本アカデミー賞新人俳優賞(2009年)
あのデビュー当時のフレッシュなイメージが強いだけに、2026年で40歳と聞くと「えっ、もうそんなに?」と驚く方も多いかもしれませんね。
02全盛期の活躍――WaTと若手俳優の二刀流
ストリートライブから紅白へ――WaTの大ブレイク
小池徹平さんの名前が一気に全国区になったのは、ウエンツ瑛士さんと組んだ音楽デュオ「WaT(ダブリューエーティー)」での活躍です。もともとは2002年ごろから渋谷などでストリートライブを重ねていた二人で、インディーズ時代からすでにかなりの人気を集めていました。
2005年5月にシングル「僕のキモチ」でメジャーデビューを果たすと、その甘いルックスと爽やかなハーモニーで瞬く間にブレイク。続く「卒業時計」「a Day in Our Life」などが立て続けにヒットし、2005年から2008年まで4年連続でNHK紅白歌合戦に出場するという快挙を成し遂げます。インディーズ出身のデュオが紅白の舞台に立つというのは、当時としてはかなりのシンデレラストーリーでした。
学生時代に体育館やテレビの前でWaTの曲を聴いていた、という方も多いはず。あの頃の二人の人気は本当にすさまじいものがありました。
「医龍」で見せた俳優としての顔
歌手活動と並行して、小池さんは俳優としても着実にキャリアを積み上げていきます。大きな転機になったのが、2006年に放送されたフジテレビのドラマ「医龍 -Team Medical Dragon-」。天才外科医チームの一員として、若き研修医・伊集院登役を熱演し、シリーズを通じて出演しました。
それまで「WaTのかわいい子」というイメージが強かった小池さんですが、この役で「ちゃんと芝居ができる俳優」としての評価をぐっと高めます。アイドル的人気と演技力の両立――これが小池徹平さんの最大の強みになっていきました。
「ホームレス中学生」で日本アカデミー賞新人俳優賞
俳優・小池徹平を語るうえで欠かせないのが、2008年公開の映画「ホームレス中学生」です。お笑いコンビ・麒麟の田村裕さんの自伝的ベストセラーを映画化した作品で、小池さんは主人公・田村裕を演じました。
突然の一家離散から公園で「ホームレス生活」を送ることになる少年の哀しみとたくましさを繊細に表現し、この演技が高く評価されて、第32回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。アイドル出身という枠を超えて、実力派俳優としての地位を確立した記念碑的な作品となりました。
数々のドラマ・舞台で存在感
このほかにも小池さんは「シバトラ」「ボーダーライン」など多くのドラマで主演・準主演を務め、2000年代後半から2010年代にかけて、若手俳優の中心的な存在として活躍しました。歌って、芝居もできて、人当たりもいい。まさに「何でもできる好青年」という言葉がぴったりの存在だったわけです。
03WaT解散と活動の軸足の変化
そんな小池さんですが、2010年代に入ると活動のスタイルが少しずつ変わっていきます。一番大きな出来事は、やはり長年の相棒・ウエンツ瑛士さんとのWaT解散でしょう。
- 2005年5月ウエンツ瑛士とのデュオ「WaT」でメジャーデビュー。同年から4年連続でNHK紅白歌合戦に出場。
- 2006年ドラマ「医龍」に伊集院登役で出演。俳優として大きく評価を高める。
- 2008年映画「ホームレス中学生」に主演。翌年、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
- 2013年ミュージカル「1789 -バスティーユの恋人たち-」に出演し、本格的にミュージカルの世界へ。
- 2016年WaTが活動に区切りをつけ、事実上の解散に。小池は俳優活動に軸足を移す。
- 2016年ミュージカル「キンキーブーツ」に出演。以降、ミュージカル俳優としての評価を不動のものにしていく。
- 2024年舞台「リア王」など、ストレートプレイにも活動の幅を広げる。
WaTは2016年をもって活動に区切りをつけ、二人はそれぞれの道を歩み始めます。ウエンツさんがバラエティやミュージカルで個性を発揮していく一方、小池さんは俳優、とりわけ「ミュージカル俳優」としての道を本格的に突き進んでいくことになりました。
テレビの連続ドラマでの主演が以前ほど多くなくなったことで、「最近見ないな」という印象を持った方もいるかもしれません。でもそれは、活動の場が「お茶の間」から「劇場」へと移っていったから。ファンにとってはむしろ、いちばん脂が乗っている時期なんです。
04ミュージカル俳優としての開花
歌える俳優という強みが活きる場所
考えてみれば、小池さんはWaT時代から歌のプロでもあったわけです。その歌唱力と演技力、そして舞台映えするルックス。これらが最高の形で噛み合うのが、ミュージカルという表現の場でした。
2013年の「1789 -バスティーユの恋人たち-」あたりから本格的にミュージカルへの出演を増やし、その実力は瞬く間に認められていきます。「アイドル出身だから」という色眼鏡を完全に吹き飛ばすクオリティで、ミュージカルファンからの信頼を勝ち取っていきました。
代表作「キンキーブーツ」での挑戦
小池さんのミュージカルキャリアを語るうえで外せないのが「キンキーブーツ」です。傾きかけた家業の靴工場を、ドラァグクイーンのローラとの出会いをきっかけに立て直そうとする青年チャーリー・プライスを演じ、複数回にわたる再演でこの役を務めてきました。
歌、芝居、そして仲間との絆を描く感動のストーリー。地に足のついた等身大の青年を演じさせると、小池さんの誠実さがにじみ出て本当にハマるんですよね。この作品は小池さんの代表作のひとつとして、長く愛されています。
ストレートプレイにも進出
近年は歌のないストレートプレイ(普通の演劇)にも積極的に挑戦しています。2024年には名作「リア王」に出演するなど、表現者としての引き出しをさらに広げてきました。歌って踊れるだけでなく、骨太な演劇でもしっかり存在感を示す。40代を迎える小池さんは、俳優としてまさに円熟期に入ったと言っていいでしょう。
052026年現在の活動
主演ミュージカル「どろんぱ」で初の妖怪役
2026年の小池さんは、年明けから舞台を駆け抜けています。まず話題になったのが、2026年3月16日から東京・日本青年館ホールで開幕したオリジナルミュージカル「どろんぱ」。小池さんが主演を務め、屋比久知奈さんとW主演的に物語を引っ張りました。
小池さんが演じたのは、煙の妖怪「烟々羅(えんえんら)」。人間に化けて主人公の夫のふりをするというトリッキーな役どころで、会見では「いよいよ人間じゃない役をやれる!」と嬉しそうに語っていたのが印象的でした。日本発のオリジナルミュージカルを世界へ、という意欲的なプロジェクトの主演を任されるあたりに、業界からの信頼の厚さがうかがえます。東京公演に続いて4月には大阪・SkyシアターMBSでも上演され、好評を博しました。
韓国発の話題作「ETERNITY」で伝説のロックスターに
そして2026年夏、小池さんの大きな挑戦となるのが、ミュージカル「ETERNITY(エタニティ)」の日本初演です。韓国・大学路(テハンノ)で2024年・2025年に上演され、客席占有率96%という驚異的な記録を打ち立てた話題のグラムロック・ミュージカル。その記念すべき日本版で、小池さんは1960年代の伝説的なグラムロックスター「ブルードット」役を、小西遼生さんとのダブルキャストで演じます。
物語は、地球を去る人類へ向けて”永遠に残るメッセージ”を一枚のレコードに刻んだ伝説のロックスターと、現代に生きる孤独なシンガーが、一枚のレコードを通じて時を超えてつながっていくというもの。きらびやかなグラムロックの世界観で、孤独や喪失、そして時代を超えて残る歌の力を描く意欲作です。歌えるミュージカル俳優・小池徹平にとって、これ以上ない当たり役と言えそうですね。
小池さん自身も、この役の二面性に強く惹かれているようです。
彼は音楽や衣裳を通して身にまとっているものとは相反するものがある役だな……二面性というか、ロックスターという一見強そうな存在に見えて、実はものすごく壊れやすくて繊細な役なんです。 出典:Musical Theater Japan 2026年6月16日
公演は2026年7月10日から東京・東京建物 ぴあ シアターで上演され、その後、名古屋・御園座、大阪と巡演していく予定です。チケットを狙っているファンも多いのではないでしょうか。
テレビドラマでも存在感を発揮
劇場が中心とはいえ、テレビからも完全に離れたわけではありません。2025年には日本テレビ系「私の知らない私」やTBS金曜ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」などに出演。脇を固める実力派として、しっかり爪痕を残しています。「最近見ない」どころか、よく見ればちゃんといろんな作品に顔を出しているんですよね。
公式SNS・YouTubeで近況を発信
小池さんは公式Instagram(@teppei.koike_official)で、舞台の告知や日々の近況を発信しています。フォロワーは20万人を超え、認証バッジ付きの正真正銘の公式アカウント。爽やかな笑顔は健在で、コメント欄には世代を超えたファンの応援が並んでいます。
また、YouTubeチャンネル「小池さん家の『てっちゃんねる』」でも、リラックスした素顔の小池さんを見ることができます。舞台で見せる顔とはまた違う、親しみやすい一面を楽しめると好評です。
06まとめ
WaTのアイドル的人気からスタートし、「医龍」「ホームレス中学生」で俳優としての実力を証明し、今はミュージカルという大きな舞台で輝き続ける小池徹平さん。テレビでの露出が全盛期より落ち着いたのは、決して「消えた」からではなく、活躍の場を劇場へと移したから。2026年現在、40歳になった小池さんは、俳優として最も充実した時期を迎えています。
小池徹平 2026年現在まとめ
- WaT解散後は俳優、とりわけミュージカル俳優として活動の軸足を移した
- 「キンキーブーツ」などの代表作でミュージカルファンから厚い信頼を獲得
- 2026年3月にオリジナルミュージカル「どろんぱ」に主演、初の妖怪役に挑戦
- 2026年夏は韓国発の話題作「ETERNITY」日本初演で伝説のロックスター役を熱演
- 2025年は「私の知らない私」「DOPE」などテレビドラマにも出演
- 近年は「リア王」などストレートプレイにも進出、表現の幅を拡大中
- 公式Instagram・YouTubeで爽やかな近況を発信中
あの頃キラキラ輝いていた好青年が、いまや劇場のど真ん中で主演を張る存在に。アイドルとしても俳優としても一流の道を歩んできた小池徹平さんの「今」は、想像以上に充実しています。もしまだ舞台の小池さんを観たことがないという方は、ぜひ一度劇場へ足を運んでみてください。きっと新しい魅力に出会えるはずですよ。