「SAY YES」「YAH YAH YAH」「君が愛しい」――90年代のヒットチャートを思い出すとき、あの伸びやかでどこか切ないハイトーンボイスが頭の中で鳴り出すという方も多いのではないでしょうか。CHAGE and ASKAのASKAさんといえば、まさに平成のJ-POPを牽引した存在でした。ところがその後、薬物事件の報道でしか名前を聞かなくなった時期があり、「あの人、今はどうしているんだろう?」とふと気になっている方もいるはずです。実は2026年現在、ASKAさんは全国を回る大規模ツアーを続け、現役のシンガーとしてかなり精力的に動いています。全盛期の輝きから、転落、そして再起までを、2026年の「今」までしっかり追いかけてみましょう。
01ASKAのプロフィール
- 本名
- 宮﨑 重明(みやざき しげあき)
- アーティスト名
- ASKA(旧表記:飛鳥涼)
- 生年月日
- 1958年2月24日(68歳)
- 出身地
- 福岡県
- 主な活動
- シンガーソングライター
- 所属ユニット
- CHAGE and ASKA(チャゲ&飛鳥)
- デビュー
- 1979年(CHAGE and ASKAとして)
- 代表曲
- 「SAY YES」「YAH YAH YAH」「万里の河」
2026年で68歳。あの澄んだ歌声で時代を席巻した方が、もう古希を目前にしていると思うと、時の流れを感じますね。
02全盛期の活躍――国民的デュオへの道
CHAGE and ASKAとしてのデビュー
ASKAさんが音楽シーンに登場したのは1979年。CHAGEさんとのフォークデュオ「CHAGE and ASKA」として、シングル「ひとり咲き」でデビューしました。福岡から音楽の道を志した2人が、地元を離れて勝負をかけた1曲です。翌1980年の「万里の河」が初のチャートヒットとなり、ここから2人の長い歩みが始まりました。
デビュー当初はフォーク/ニューミュージックの色合いが強く、現在のイメージとは少し違った印象を持つ方もいるかもしれません。地道にライブを重ねながら活動を続けていた、というのが80年代の姿でした。
「SAY YES」で時代の頂点へ
CHAGE and ASKAの名前を一気に全国区へ押し上げたのが、1991年リリースの「SAY YES」です。フジテレビ系ドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌として大ブレイクし、売上は200万枚を突破。日本のシングル歴代売上でも上位に食い込む、まさにモンスターヒットとなりました。
この曲を作詞・作曲したのがASKAさんです。あの「♪何度も言うよ」のフレーズを、当時カラオケで歌ったことがある方も多いはず。バブルの余韻が残る時代の空気と、ASKAさんの伸びやかなボーカルが見事にハマった瞬間でした。それまで地道に積み上げてきた12年あまりの活動が、ドラマのヒットと相まって一気に開花した格好です。デビューからこの大ブレイクまでの長い助走期間を知ると、「SAY YES」の重みがまた違って感じられますね。
テレビの音楽番組では2人そろっての出演機会が一気に増え、街を歩けばどこからともなくこの曲が流れてくる、そんな時代でした。CHAGE and ASKAという名前が、いよいよ国民的なものになっていきます。
「YAH YAH YAH」と社会現象
そして1993年、「YAH YAH YAH/夢の番人」が再びの大ヒット。オリコン年間シングルランキングで1位を獲得し、ダブルミリオンを記録しました。力強いメッセージソングは応援歌の定番として定着し、スポーツの場面などでも長く歌い継がれていきます。
この時期のCHAGE and ASKAは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。海外進出にも積極的で、アジアを中心に高い人気を誇り、日本のポップスを次のステージへ進めたデュオとして語られる存在になっていきます。ASKAさんはその楽曲の多くを手がけるソングライターとして、グループの音楽性を支える中心人物でした。
「SAY YES」「YAH YAH YAH」のほかにも、「君が愛しい」「LOVE SONG」「太陽と埃の中で」「めぐり逢い」など、90年代前半のヒット曲を次々に世に送り出します。ラブソングからメッセージソングまで幅広く書き分けられる作家性と、唯一無二のハイトーンボイス。この2つを併せ持っていたところに、ASKAさんというアーティストの強みがありました。ライブの動員数も右肩上がりで、ドームクラスの会場を満員にする実力派デュオとして、90年代の音楽シーンの真ん中に立っていたのです。
03転機となった二度の逮捕とその後
華やかなキャリアの一方で、ASKAさんの名前が事件の報道で大きく取り上げられた時期があります。ここはセンシティブな話題ですので、確認できている事実だけを、淡々と整理しておきます。
ASKAさんは2014年5月、覚醒剤取締法違反などの容疑で逮捕されました。同年9月12日に懲役3年・執行猶予4年の判決を受けています。この一件は当時大きく報道され、CHAGE and ASKAの作品の一部が一時的に出荷停止・配信停止となるなど、影響は広範囲に及びました。
さらに2016年11月28日、執行猶予期間中に、再び覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されます。ただこの2016年のケースは経緯がやや複雑で、最終的には不起訴処分となって釈放されました。陽性反応が出た液体が本人の尿であると確認できなかったことなどが、不起訴の理由として報じられています。報道のあり方そのものが議論を呼んだ件でもあり、専門家からも検証記事が出ました。
- 2014年5月覚醒剤取締法違反などの容疑で逮捕。
- 2014年9月懲役3年・執行猶予4年の判決を受ける。
- 2016年11月執行猶予期間中に再逮捕されるも、のちに不起訴処分となり釈放。
- 2017年音楽活動を本格的に再開。新作の発表やライブ活動を進める。
二度の逮捕という事実は重いものですが、その後ASKAさんが歌の世界へ戻り、現在まで活動を続けているという点も、合わせて見ておきたいところです。事件だけで人物像を語ってしまうのは、やはり一面的ですからね。
04歌手として再び立ち上がるまで
事件後のASKAさんは、自身のレーベルや公式サイトを軸に、独立した形での活動を組み立て直していきました。大手の流通に頼らず、自分のペースで音楽を届けていくスタイルへの転換です。
2017年以降は新曲の発表やオンライン配信、ライブの開催を着実に重ねていきます。最初のうちは小さな会場からのスタートでしたが、徐々に規模を拡大し、ホールツアーを組めるところまで活動を取り戻していきました。ファンの間では「ASKAの歌声は健在だ」という声が広がり、コンサート会場には長年のファンが戻ってきます。
楽曲制作の面でも、ASKAさんは一貫してシンガーソングライターとしての姿勢を崩していません。CHAGE and ASKA時代の名曲と、再開後に書き下ろした新しい曲を織り交ぜたセットリストは、彼のキャリア全体を一望できる構成になっており、長年のファンにとっては感慨深いものがあります。逆境を経て、もう一度マイクの前に立ち続けているという事実そのものが、説得力を持っているのかもしれませんね。
公式X(@askaofficial921)では、ファンに向けて公式アカウントの一覧を明示し、なりすましアカウントへの注意も呼びかけています。情報発信を自分のコントロール下に置きながら、地に足のついた形で活動を続けている印象です。
052026年現在の活動
大規模な全国ツアーを継続中
2026年現在、ASKAさんは現役のシンガーとして非常に精力的に動いています。長期にわたる全国コンサートツアー「ASKA CONCERT TOUR 2026-2027 “Lock-on”」が組まれており、全国の都市を回る大規模な内容となっています。札幌をはじめ各地の会場で公演が予定され、文字通り日本中を巡るスケールです。
68歳を迎えてなお、これだけの規模のツアーを完走しようとしているわけで、そのバイタリティには驚かされます。
キャリア45年を振り返るステージ
近年のASKAさんのライブでは、CHAGE and ASKA時代の楽曲と、近年の書き下ろし曲を組み合わせたセットリストが組まれています。デビューからのキャリアをまるごと体感できる構成で、長く応援してきたファンにとっては特別な時間になっているようです。
下記のアカウントが公式です。⚠️偽アカウントにご注意ください‼️ 出典:ASKA_Official 公式X(@askaofficial921)
公式情報を本人サイドが丁寧に発信している点からも、活動に対する真摯な姿勢がうかがえます。最新のツアー日程やチケット情報は、公式サイトや各種チケットサービスで随時更新されているので、気になる方はチェックしてみてください。
ライブの劇場上映やイベントも
ステージ活動だけでなく、過去のライブパフォーマンスが映画館で上映されるなど、ファンに届ける場の広げ方も多彩になっています。2026年1月にはライブの劇場上映が1日限定で行われたと報じられました。リアルのコンサートに足を運べない人にも、映像を通じてASKAさんの「今の歌」を届けようという試みです。スクリーンならではの大音量と映像で、コンサートの臨場感をそのまま味わえるこうした上映企画は、近年のアーティスト活動ではすっかり定番になりつつありますね。
公式Instagram(@aska_official921)でもツアーの様子やオフショットが発信されており、SNSを通じて近況に触れられるのもうれしいところ。長く活動を見守ってきたファンにとっては、こうした日々の発信ひとつひとつが、ASKAさんが元気に歌い続けていることの確かな証になっているのではないでしょうか。
ちなみに、相方であるCHAGEさんも別途ソロでの音楽活動を続けており、2026年にはコラボレーション企画が報じられるなど、それぞれが自分のフィールドで動き続けています。CHAGE and ASKAという軸を持ちながらも、2人がそれぞれの表現を追求している、というのが今の姿といえそうです。
06まとめ
「SAY YES」「YAH YAH YAH」で平成のJ-POPを象徴する存在となったASKAさん。逮捕という大きな出来事を経てなお、2026年現在は全国を巡る大規模ツアーを続け、現役のシンガーであり続けています。栄光と挫折、その両方をくぐり抜けたうえで、もう一度ステージに立ち続けている姿には、独特の重みがありますね。
ASKA 2026年現在まとめ
- 本名は宮﨑重明、1958年生まれ。2026年で68歳。
- 1979年にCHAGE and ASKAとしてデビュー。
- 1991年「SAY YES」、1993年「YAH YAH YAH」で時代の頂点に立つ。
- 2014年・2016年に薬物事件で逮捕(2016年は後に不起訴処分・釈放)。
- 2017年以降、独立した形で音楽活動を本格的に再開。
- 2026年現在は全国ツアー「Lock-on」を精力的に展開中。
- 公式X・Instagramを通じて本人サイドが情報発信を継続。
数々のヒット曲は、今もカラオケやテレビで耳にする普遍的な名曲ばかりです。あの歌声を生で聴ける機会が2026年も全国であるというのは、世代を超えてうれしいニュースではないでしょうか。これからのASKAさんの歩みにも、引き続き注目していきたいですね。