テクノユニット・電気グルーヴのメンバーでありながら、俳優としても数々の映画やドラマで強烈な存在感を放ってきたピエール瀧さん。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や大河ドラマ、ディズニー映画「アナと雪の女王」のハンス王子の声など、ジャンルを超えて愛されてきた人物です。それが2019年の麻薬事件で一気に表舞台から姿を消し、「あのピエール瀧、今どうしてるんだろう?」と気になっていた方も多いのではないでしょうか。実は今、瀧さんは俳優としても音楽家としても、しっかりと活動の場を取り戻しています。2026年現在のピエール瀧さんの「今」を、全盛期から振り返ってまとめました。

01ピエール瀧のプロフィール

本名
瀧 正則(たき まさのり)
生年月日
1967年4月8日(59歳)
出身地
静岡県静岡市
主な活動
俳優・ミュージシャン(電気グルーヴ)
所属ユニット
電気グルーヴ
代表作
「あまちゃん」「アナと雪の女王」(ハンス役)

2026年で59歳。あの独特の存在感は若い頃から変わりませんが、もう還暦が近い年齢になっているんですね。

02全盛期の活躍――音楽と演技の二刀流

電気グルーヴのメンバーとして

ピエール瀧さんのキャリアの出発点は、音楽です。高校時代に石野卓球さんと知り合い、バンド「人生」を経て、1989年に電気グルーヴを結成。テクノとユーモアを融合させた唯一無二のスタイルで、日本の音楽シーンに大きな影響を与えました。石野卓球さんとのコンビネーションは、電気グルーヴの核そのもの。音楽性だけでなく、その自由なキャラクターでも多くのファンを惹きつけました。

俳優としてのブレイク

2000年代以降、瀧さんは俳優としても本格的に活動するようになります。あの大柄な体格と独特の存在感を活かし、邦画やドラマに次々と出演。「役者ピエール瀧」としての評価は年々高まり、年に何本もの作品に出演する売れっ子俳優となっていきました。ミュージシャンが余技で演じる、というレベルをはるかに超えた、本物の演技力を見せつけたのです。

NHK作品でも存在感を発揮

瀧さんの俳優としての地位を決定づけたのが、NHKの作品への出演でした。連続テレビ小説「あまちゃん」や大河ドラマなど、お茶の間に届く国民的作品に出演し、幅広い世代に顔を知られるように。クセのある役からコミカルな役まで自在にこなす演技の幅は、まさに名脇役の貫禄でした。

「アナと雪の女王」ハンス王子の声

意外なところでは、ディズニー映画「アナと雪の女王」で、日本語版のハンス王子の声を担当したことでも知られています。世界的大ヒット作の重要キャラクターを任されたことは、声優としての評価の高さを物語っています。音楽・俳優・声の演技と、本当に多才な人なんですよね。

03転落の軌跡――麻薬事件と活動停止

順調にキャリアを重ねていた瀧さんですが、2019年のある事件ですべてが一変します。

  • 1989年電気グルーヴを結成。テクノシーンの中心的存在として活躍を始める。
  • 2000年代以降俳優として邦画・ドラマに多数出演。名脇役として高い評価を得る。
  • 2019年3月麻薬取締法違反の疑いで逮捕。出演作の公開・配信が一時停止されるなど、社会的に大きな影響が出た。
  • 2019年6月執行猶予付きの有罪判決を受ける。
  • 2019年11月電気グルーヴが新マネジメント会社に移籍し、活動再開へ動き出す。
  • 2020年4月YouTubeチャンネルを開設するなど、個人での発信を開始。
  • 2020年代徐々に俳優業・音楽活動を再開し、復帰の歩みを進める。

2019年3月、瀧さんは麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。当時は多くの作品に出演していたため、映画の公開延期や配信停止、CMの差し替えなど、社会的な影響は非常に大きなものになりました。同年6月には執行猶予付きの有罪判決を受け、芸能活動は事実上ストップ。あれだけ引っ張りだこだった俳優が一夜にして表舞台から消えたことに、世間は大きな衝撃を受けました。

薬物事件は決して許されるものではありません。ただ、本人が法的な責任を果たし、その後どのように歩み直してきたのか――その過程も含めて、事実として見ていきたいところです。

04復帰までの道のり

相方・石野卓球の支え

瀧さんの復帰を語るうえで欠かせないのが、電気グルーヴの相方・石野卓球さんの存在です。事件後も石野さんは瀧さんを切り捨てることなく、ユニットとしての関係を守り続けました。2019年11月には新たなマネジメント会社へ移籍し、電気グルーヴとしての活動を再開する道を整えました。長年連れ添った相棒の支えが、瀧さんの再起を後押ししたことは間違いないでしょう。

YouTubeでの地道な発信

2020年4月には、瀧さんは自身のYouTubeチャンネルを開設。趣味や日常をテーマにした飾らない発信を続け、ファンとの距離を少しずつ取り戻していきました。大々的なメディア露出ではなく、こうした地道な発信から再出発したところに、慎重に歩み直そうとする姿勢が表れています。

段階的な俳優業の復帰

事件直後はすべての出演がストップしましたが、時間の経過とともに、瀧さんには再び俳優としての声がかかるようになっていきます。配信作品や映画など、瀧さんの演技力を必要とする現場が、少しずつ戻ってきたのです。その確かな実力は、ブランクを経ても色褪せていませんでした。

052026年現在の活動

俳優業が本格再始動

2026年、瀧さんの俳優としての活動はさらに勢いを増しています。2026年2月には映画「NEW GROUP」への出演が発表され、同作は6月12日に公開予定。さらに同月、映画「TOKYO BURST-犯罪都市-」への出演も発表されました。話題作に続々と名を連ねており、「俳優ピエール瀧」が完全に現場へ戻ってきたことを感じさせます。あの存在感は、やはり日本映画に欠かせないものなんですね。

電気グルーヴとしての音楽活動

俳優業だけでなく、音楽家としての活動も継続しています。2026年5月には東京・本多劇場で複数の公演が予定されるなど、ライブ活動も活発。石野卓球さんとともに刻んできた電気グルーヴの歩みは、今も止まることなく続いています。長年のファンにとっては、再びステージ上の瀧さんを見られることが何よりの喜びでしょう。

YouTubeでの発信も継続

2020年に開設したYouTubeチャンネルでの活動も続けています。肩肘張らない自然体の発信は、テレビとはまた違う瀧さんの魅力を伝えるもの。事件後の再出発を支えてくれたこの場を、今も大切にしているようです。

多角的に活動を展開

2026年現在の瀧さんは、俳優・音楽・ネット発信と、複数のフィールドで多角的に活動を展開しています。一度はすべてを失いかけながら、相方や周囲の支え、そして自身の確かな実力を頼りに、着実に居場所を取り戻してきました。その姿は、「再起」という言葉の重みを実感させてくれます。

06まとめ

電気グルーヴのメンバーとして、そして名脇役として、音楽と演技の両面で時代を彩ってきたピエール瀧さん。2019年の麻薬事件で一度は表舞台から姿を消しましたが、2026年現在、俳優業・音楽活動の両方で本格的な再始動を果たしています。

ピエール瀧 2026年現在まとめ

  • 電気グルーヴのメンバーとして、また名脇役の俳優として活躍
  • 「あまちゃん」「アナと雪の女王」ハンス役などで幅広く知られる
  • 2019年に麻薬取締法違反で逮捕、執行猶予付き有罪判決を受ける
  • 相方・石野卓球の支えやYouTube発信を経て段階的に復帰
  • 2026年は映画「NEW GROUP」など話題作に続々出演
  • 電気グルーヴとしての音楽活動・ライブも継続中

栄光から転落、そして再起へ。ピエール瀧さんの歩みは決して平坦ではありませんでしたが、表現への情熱と確かな実力は今も健在です。これからの俳優・音楽家ピエール瀧さんの活動を、見守っていきたいですね。