「Get Wild」のTM NETWORK、そして安室奈美恵さんや globe、TRFといった「小室ファミリー」のプロデューサーとして、90年代の日本の音楽シーンを文字どおり支配した音楽家・小室哲哉さん。CDが売れに売れた時代を象徴する存在でしたが、2018年に突然の引退を表明し、「あの小室哲哉、今どうしてるんだろう?」と心配していた方も多いのではないでしょうか。実は今、小室さんは引退を撤回して音楽活動に復帰し、再び精力的に動いています。2026年現在の小室哲哉さんの「今」を、全盛期から振り返ってまとめました。
01小室哲哉のプロフィール
- 本名
- 小室 哲哉(こむろ てつや)
- 生年月日
- 1958年11月27日(67歳)
- 出身地
- 東京都府中市
- 主な活動
- 音楽プロデューサー・作曲家・キーボーディスト
- 所属グループ
- TM NETWORK
- 代表作
- 「Get Wild」「CAN YOU CELEBRATE?」など
2026年で67歳。あれだけ時代を席巻した人ですが、もう70歳が見えてくる年齢になっているんですね。
02全盛期の活躍――音楽シーンの帝王へ
TM NETWORKでのデビュー
小室哲哉さんは1984年、宇都宮隆さん・木根尚登さんとともにTM NETWORKを結成してデビューしました。シンセサイザーを駆使した先進的なサウンドは当時としては画期的なもので、「Get Wild」をはじめとする名曲を次々と世に送り出します。打ち込みを大胆に取り入れた音楽性は、その後の日本のポップスに計り知れない影響を与えました。
「小室ファミリー」と90年代の席巻
小室さんの真価が爆発したのは、プロデューサーとして数多くのアーティストを手がけた90年代でした。trf(TRF)、篠原涼子さん、globe、安室奈美恵さん、華原朋美さん、hitomiさん――いわゆる「小室ファミリー」が次々とミリオンセラーを連発し、オリコンチャートは小室サウンドで埋め尽くされました。「小室系」という言葉が生まれ、街中どこに行っても彼の作った曲が流れていた時代。あの熱狂を覚えている方も多いはずです。
globeでの活動
1995年には、KEIKOさん、マーク・パンサーさんとともにユニット「globe」を結成。プロデューサーとしてだけでなく、自らもアーティストとして第一線に立ち続けました。「DEPARTURES」「CAN YOU CELEBRATE?」(安室奈美恵さんへの提供曲)など、世代を超えて歌い継がれる名曲を多数生み出しています。
「時代を作った男」としての功績
CDが最も売れた時代の中心に、常に小室哲哉さんがいました。社会現象を巻き起こすほどのヒットを連発し、日本の音楽産業そのものを牽引した功績は計り知れません。「J-POPの黄金期を作った男」と呼ばれるにふさわしい、まさに音楽シーンの帝王でした。
03引退表明とその背景
栄光を極めた小室さんですが、2018年に衝撃的な発表を行います。
- 1984年TM NETWORKを結成してデビュー。先進的なサウンドで注目を集める。
- 1990年代「小室ファミリー」を率いてヒットを連発。音楽シーンを席巻する。
- 1995年globeを結成。アーティストとしても第一線で活躍。
- 2018年1月音楽活動からの引退を表明。妻・KEIKOの介護や自身の健康問題などを理由に挙げた。
- 2021年TM NETWORKが再始動。小室哲哉も音楽活動に復帰する。
- 2024年TM NETWORKデビュー40周年記念作品をリリース。映画への楽曲提供も行う。
2018年1月、小室さんは記者会見を開き、音楽活動からの引退を表明しました。理由として挙げたのは、くも膜下出血で闘病していた妻・KEIKOさんの介護による精神的な疲労、そしてC型肝炎や左耳の突発性難聴といった自身の健康問題でした。あれほどの天才音楽家が「もう曲が作れないかもしれない」と語る姿に、ファンは大きなショックを受けました。
長年第一線を走り続けてきた人だからこそ抱えた、心身の疲れ。引退表明の背景には、栄光の裏にある重い現実があったのです。この章だけは、茶化さず誠実に受け止めたいところです。
04復帰までの道のり
TM NETWORKの再始動
引退から数年、小室さんは少しずつ音楽の世界へと戻ってきます。大きな転機となったのが、2021年のTM NETWORK再始動でした。宇都宮隆さん、木根尚登さんという長年の盟友とともに、再びステージに立つことを決意。「今しばらく音楽をやらせてください」という言葉とともに、事実上の活動復帰を果たしました。引退を撤回してでも音楽に戻ってきてくれたことに、多くのファンが胸をなでおろしました。
KEIKOさんとの離婚
復帰の歩みと並行して、私生活にも大きな変化がありました。2021年2月、小室さんは妻・KEIKOさんとの離婚が成立したことを発表しています。長い介護と闘病生活を経ての決断であり、双方にとって新たな人生のスタートとなりました。センシティブな事柄でもあり、外野が安易に語れるものではありませんが、それぞれが前を向いて歩み出したことは確かなようです。
楽曲提供での才能は健在
復帰後の小室さんは、作曲家としての才能が少しも衰えていないことを証明しています。2024年にはNetflix映画「シティーハンター」に「Get Wild Continual」を提供。あの伝説的な名曲を現代によみがえらせ、新旧のファンを唸らせました。一度は「もう作れない」と語った人とは思えない、みずみずしい創作意欲です。
052026年現在の活動
TM NETWORKデビュー40周年を経て
2024年にTM NETWORKはデビュー40周年を迎え、記念作品をリリース。記念ツアーや武道館公演など、精力的なライブ活動を展開しました。2026年現在も、TM NETWORKとしての活動は継続しており、長年のファンを楽しませ続けています。40年にわたって第一線に立ち続けられること自体が、小室サウンドの普遍的な魅力を物語っていますね。
ユニット「PANDORA」が約7年ぶりに再始動
近年の大きなトピックが、浅倉大介さんとのユニット「PANDORA」の再始動です。約7年ぶりに動き出したPANDORAは、ゲストに西川貴教さんやBeverlyさんを迎えてライブを開催。約2,300人のファンを集め、「Be The One」「FREEDOM」といった新曲も披露しました。このライブの模様は2025年5月にBlu-ray化されるなど、作品としても形に残されています。
7年ぶりの再始動ライブには、西川貴教、Beverlyらがゲストとして登場。新曲を含む熱演で約2,300人のファンを沸かせた。 出典:THE FIRST TIMES 2025年
往年のヒットメーカーが、今もこうして新しい挑戦を続けている。その姿勢には頭が下がります。
楽曲提供・プロデュース業も継続
小室さんは現在も、作曲家・プロデューサーとして楽曲提供やプロデュース業を続けています。引退前の「もう曲が作れないかもしれない」という言葉が嘘のように、創作の現場に戻ってきました。健康面と向き合いながら、無理のないペースで音楽と関わり続ける――その姿は、多くの人を勇気づけるものです。
globe再始動への期待
ファンの間で根強いのが、globeの本格的な活動再開への期待です。globeは活動を休止していますが、小室さんが音楽活動を続けている以上、いつか再び動き出す可能性もゼロではありません。簡単な話ではないものの、あの名曲たちが再びステージで生まれる日を、多くのファンが心待ちにしています。
06まとめ
90年代の音楽シーンを文字どおり席巻し、「J-POPの黄金期を作った男」と呼ばれた小室哲哉さん。2018年に一度は引退を表明しましたが、2026年現在は引退を撤回して音楽活動に復帰し、TM NETWORKやPANDORAで精力的に活動を続けています。
小室哲哉 2026年現在まとめ
- TM NETWORK・globe・小室ファミリーで90年代の音楽シーンを席巻
- 2018年に妻の介護や健康問題を理由に引退を表明
- 2021年にTM NETWORKが再始動し、音楽活動に復帰
- 2024年にデビュー40周年記念作品をリリース、映画にも楽曲提供
- 浅倉大介とのユニット「PANDORA」が約7年ぶりに再始動
- 現在も作曲・プロデュース業を継続中
栄光の絶頂、そして引退表明という大きな挫折を経て、再び音楽の世界へ帰ってきた小室哲哉さん。健康と向き合いながらも創作への情熱を手放さないその姿は、まさに本物の音楽家。これからどんな音を聴かせてくれるのか、楽しみに待ちたいですね。