「Time goes by」のあの透き通った歌声、「Dear My Friend」のせつないメロディ——90年代後半から2000年代、カラオケでもCDショップでも必ずどこかで耳にしたEvery Little Thing(ELT)。そのボーカルを務めるのが持田香織さんです。圧倒的な歌唱力とどこか親しみやすい雰囲気で、一時代を築いたあの人。最近はテレビで見かける機会がぐっと減って、「今はどうしているんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。実は持田香織さん、2026年現在も精力的にソロ活動を続けながら、一児の母として子育てにも奮闘中なんです。全盛期の輝きから現在の歩みまで、まるっとまとめました。
01持田香織のプロフィール
- 本名
- 持田 香織(もちだ かおり)
- 生年月日
- 1978年3月24日(48歳)
- 出身地
- 東京都江東区亀戸
- 血液型
- A型
- 主な活動
- 歌手(Every Little Thingボーカル・ソロ)
- 所属グループ
- Every Little Thing(ELT)
- デビュー
- 1996年8月「Feel My Heart」
- 代表曲
- 「Time goes by」「Dear My Friend」「fragile」(ELTとして)
2026年で48歳。あの透明感のある歌声で「20代の女性シンガー」というイメージが強い方には、ちょっと驚きかもしれませんね。
02全盛期の活躍――ミリオン連発のELT黄金期
1996年、3人組ユニットEvery Little Thingとして衝撃のデビュー
持田香織さんが世に出たのは1996年8月。キーボードの五十嵐充さん、ギターの伊藤一朗さん、そしてボーカルの持田香織さんという3人組ユニット「Every Little Thing」のメンバーとしてデビューしました。デビュー曲は「Feel My Heart」。当時まだ18歳だった持田さんの、まっすぐで芯のある歌声は、すぐに音楽ファンの心をつかみます。
実は持田さん、デビュー前にはアイドルグループでの活動経験もあり、1歳の頃から子役としてカメラの前に立っていたという筋金入り。決して「ぽっと出」のシンガーではなく、長い下積みの先につかんだチャンスだったんですね。
「Dear My Friend」でブレイク、社会現象級の人気へ
ELTがトップアーティストへと駆け上がるきっかけになったのが、1997年1月リリースの3枚目のシングル「Dear My Friend」です。この曲でオリコン初のトップ10入りを果たし、約49万枚を売り上げる大ヒットに。せつなくも前向きな歌詞と、持田さんの伸びやかなボーカルが完璧にハマり、ELTの名前は一気に全国区になりました。
90年代後半は、小室哲哉さんプロデュース勢を筆頭に女性ボーカルユニットが次々と生まれた時代。その中でELTは、五十嵐充さんが手がけるメロディアスで質の高い楽曲と、持田さんの安定した歌唱力で、確固たるポジションを築いていきました。
「Time goes by」――世代を超えて歌い継がれる名バラード
ELTを語るうえで外せないのが、1998年リリースの「Time goes by」です。ミリオンセラーを記録したこのバラードは、ELTの代名詞ともいえる一曲。卒業ソング、結婚式の定番曲としても長く愛され続けており、リリースから四半世紀以上が経った今でもカラオケで歌われる超ロングセラーです。
いつまでも変わらずにいられたらいいのに——そんな普遍的な願いを歌ったこの曲は、世代を超えて支持されています。
「ELTの曲、なんだかんだで全部歌える」という方、きっと多いですよね。それだけ当時の私たちの生活に溶け込んでいた音楽でした。
持田香織の魅力は「等身大」のボーカル
持田さんの歌声の魅力は、技巧をひけらかさない自然体なところ。決して声を張り上げるタイプではなく、すっと耳に入ってきて、気づけば心の奥に届いている——そんな歌い方が持ち味です。ルックスもどこか親しみやすく、「すごく特別な存在なのに、近所のお姉さんみたいな親近感もある」。このバランス感覚こそが、幅広い層から愛された理由だと思います。
03メンバー脱退とソロへの歩み
絶頂期を迎えていたELTですが、2000年に大きな転機が訪れます。
- 1996年8月3人組ユニットEvery Little Thingとしてデビュー。
- 1997年1月「Dear My Friend」が約49万枚の大ヒット。オリコン初のトップ10入り。
- 1998年「Time goes by」がミリオンセラーを記録。ELTの代表曲に。
- 2000年3月中心メンバーだった五十嵐充さんが作曲・プロデュース業に専念するため脱退。持田香織さんと伊藤一朗さんの男女2人ユニットに。
- 2009年持田香織さんがソロ活動を本格スタート。
- 2010年3月ツアーファイナルに五十嵐充さんがサプライズ登場。約12年ぶりに初期3人での共演が実現。
- 2015年8月一般男性と入籍。
- 2021年末第1子を出産(2022年3月に報道)。
楽曲制作の要だった五十嵐充さんが脱退したときは、「ELTはこの先どうなるんだ」と心配したファンも少なくありませんでした。けれど持田さんと伊藤さんは2人ユニットとして活動を継続。「fragile」など脱退後のヒット曲も生み出し、見事にグループを存続させました。むしろこの2人体制になってから、持田さんがより自分の言葉で歌詞を書くなど、表現の幅が広がっていった面もあります。
そして2009年からは、持田さん個人のソロ活動も本格化。ELTとしての安定感ある楽曲とはまた違う、より実験的で自由な音楽性を、ソロという場で追求していくことになります。
04結婚と出産――プライベートの転機
2015年に一般男性と結婚
持田香織さんは2015年8月8日、一般男性と入籍したことを発表しました。お相手はスポーツトレーナーとされる年下の男性で、当時話題になりました。トップアーティストとして長年活動してきた持田さんにとって、人生の大きな節目だったといえるでしょう。
2021年末に第1子を出産
結婚から約6年後の2021年末、持田さんは第1子を出産しました。この事実が報じられたのは2022年3月のこと。出産からしばらく経ってからの公表で、ファンを驚かせると同時に、温かい祝福の声が数多く寄せられました。43歳での初産ということもあり、「おめでとう」「無理せず頑張って」という応援が広がりました。
子育てとアーティスト活動の両立
出産後の持田さんは、一児の母としての日常をときおりメディアやSNSで明かすようになりました。お弁当を作ったり、朝6時に起きたりと、世のお母さんたちと変わらない奮闘ぶり。あの「Time goes by」を歌っていた人が、今はママとして子育てに励んでいる——その姿に、同世代の親たちは自分を重ねて勇気をもらっているようです。テレビ出演こそ減りましたが、それは活動を縮小したのではなく、家庭と音楽のバランスを大切にしながら、自分のペースで歩んでいる証でもあるんですね。
052026年現在の活動
ソロライブプロジェクト「TOKYO TOUR TRILOGY」が進行中
2026年の持田香織さんが最も力を入れているのが、自身のソロライブプロジェクト「TOKYO TOUR TRILOGY」です。これは東京を舞台にした三部作構成のライブシリーズ。2026年5月6日には、第一章となる「持田香織 #HIMK TOKYO TOUR TRILOGY Part 1 “FUTURE”」を東京・日本橋三越劇場で開催しました。
そして第二章「Part 2 “PAST”」は、2026年10月11日に東京・キネマ倶楽部での開催が決定。スタンディングを中心とした構成で、会場の熱気や肉体的な感覚まで届けるようなライブを目指すとのこと。バンドメンバーにはハタヤテツヤさん(ピアノ/バンドマスター)、伊賀航さん(ベース)、Megさん(コーラス/パーカッション)、栗原努さん(ドラム)といった実力派が名を連ねています。
過去・現在・未来をテーマにした三部作という大胆な構成で、持田香織が新たな音楽の旅へと観客を誘う。 出典:PR TIMES 2026年5月13日
ELTのヒット曲を求めて来る往年のファンも多いはずですが、ソロの持田さんが見せるのは、より個人的で実験的な音楽世界。48歳になった今だからこそ表現できる深みが、このプロジェクトには詰まっているようです。
ミニアルバム「qq(くく)」など意欲的な楽曲制作
2025年5月には、ソロミニアルバム「qq(くく)」を配信リリースしました。タイトルの「qq」は「あたたかい」という意味を持つ言葉に由来しているとのこと。「台北」「猫転」「{siesta}」「ZA ZA Dancing」「Reincarnation」の全5曲を収録し、作詞・作曲・プロデュースを持田さん自身が手がけています。
リリースに先がけて、2025年5月15日には日本橋・三越劇場でプレミアムなソロライブ「持田香織 LIVE “qq” #HIMM」も開催。ソロ活動16年目を迎え、自らの言葉とメロディで紡ぐ音楽は、「懐かしく、あたたかく、やさしく心にふれる」と評され、ファンを魅了しました。ELT時代の持田さんを知る人ほど、その自由な創作活動に新鮮な驚きを覚えるのではないでしょうか。
Every Little Thingはデビュー30周年へ
ソロ活動と並行して、ELTとしての歩みも続いています。2026年8月、Every Little Thingはデビュー30周年という大きな節目を迎えます。これを記念して、「Feel My Heart」から最新曲まで、ELTがリリースした全シングルをアナログレコードで復刻するという豪華な記念企画もスタートしました。
伊藤一朗さんも近年、ギタリストとして他アーティストの作品に参加するなど活動的。持田さんと伊藤さんの2人ユニットとしてのELTは、30年という長い時間を経てもなお、しっかりと続いているんですね。
バラエティ「旅猿」など、メディアでも元気な姿
テレビ出演は減ったものの、持田さんが長年レギュラー的に出演しているのが、日本テレビ系の人気旅番組「東野・岡村の旅猿」です。2026年1月から2月にかけて放送された「のんびり石垣島を満喫しようの旅」にも登場し、子育てのことなどを語りながら、相変わらずの自然体なトークでお茶の間を和ませました。
また2025年11月には、育児誌「kodomoe(コドモエ)」12月号への登場をインスタグラムで報告。柔らかな光の中のモノクロポートレートが「年齢を重ねても雰囲気が好き」「圧倒的透明感」とファンから絶賛されました。歌手としても、母としても、自分らしいスタイルで輝き続けている——それが2026年の持田香織さんです。
06まとめ
「Time goes by」や「Dear My Friend」で90年代後半から2000年代を彩ったEvery Little Thingの持田香織さん。テレビで見かける機会は減りましたが、それは決して活動を止めたわけではなく、ソロ・グループ・家庭という3つの軸を大切にしながら、自分のペースで音楽と向き合い続けているからこそでした。
持田香織 2026年現在まとめ
- 1978年生まれ、2026年で48歳。ELTのボーカルとして1996年デビュー
- 「Time goes by」「Dear My Friend」など数々のヒット曲で一時代を築く
- 2009年からソロ活動を本格化。より自由で実験的な音楽性を追求
- 2015年に結婚、2021年末に第1子を出産し、現在は一児の母
- 2025年にソロミニアルバム「qq」をリリース
- 2026年はソロライブプロジェクト「TOKYO TOUR TRILOGY」が進行中(Part 2は10月11日開催)
- ELTは2026年8月にデビュー30周年。全シングルのアナログ復刻企画も
デビューから30年。アイドルでも子役でもなく、ひとりのシンガーとして長く第一線に立ち続けてきた持田香織さん。母となった今も、あの透明感のある歌声は健在です。ソロの新たな挑戦と、ELT30周年という大きな節目が重なる2026年。これからも自分らしく音楽を奏でる持田さんの歩みを、応援していきたいですね。