ベースをかき鳴らしながら「♪佐賀~さが~」と歌い上げる、あのインパクト抜群のネタを覚えている方は多いのではないでしょうか。2003年、ご当地ソング「佐賀県」を引っ提げてお茶の間を席巻し、その年の紅白歌合戦にまで出場した芸人・はなわさん。一時期はテレビで見ない日がないほどの売れっ子でしたが、いつの間にか地上波での露出はぐっと減りました。「最近見ないけど、今どうしてるの?」と気になっている方も多いはず。実は今、はなわさんはYouTubeや佐賀での地域活動、そして「柔道三兄弟」の父としての顔で、地に足のついた充実した日々を送っています。2026年現在のはなわさんの「今」を、全盛期から振り返りつつまとめました。

01はなわのプロフィール

本名
塙 尚輝(はなわ なおき)
生年月日
1976年7月20日(49歳)
出身地
埼玉県春日部市生まれ、佐賀県育ち
血液型
O型
主な活動
お笑い芸人・ミュージシャン・タレント・YouTuber
所属事務所
ケイダッシュステージ
芸風
ベースを弾きながらの弾き語り漫談
家族
妻・三人の息子(柔道三兄弟)/実弟は漫才コンビ・ナイツの塙宣之さん

2026年で49歳。デビューから30年近く、ベース一本で笑いを取り続けてきたのですから、芸人としての息の長さは本物です。

02全盛期の活躍――「佐賀県」で紅白の舞台へ

ベースを抱えた異色の弾き語り漫談

はなわさんが芸人として活動を始めたのは1997年。ベースギターを抱えてステージに立ち、低音をブンブン鳴らしながらネタを繰り出すという、当時としてはかなり異色のスタイルでした。お笑いと音楽を融合させたこの芸風は、ほかの誰にも真似できない強烈な個性として、徐々に注目を集めていきます。

最初に話題になったのは「あるある」を歌い込んだネタの数々。リズムに乗せてあるあるを連発するテンポの良さと、ベースの重低音が生むグルーヴ感は、見ている側を自然とノせてしまう中毒性がありました。

国民的ヒット曲「佐賀県」の大ブレイク

そして人生を変える一曲が、2003年にやってきます。自身が育った佐賀県を、半ば自虐・半ば愛情たっぷりにいじり倒したご当地ソング「佐賀県」が大ヒットしたのです。「佐賀には何もない」と歌いながら、その実、地元への深い愛が伝わってくるこの曲は、テレビで火がつき社会現象級の人気に。CD化された「佐賀県」はオリコンでも上位に食い込み、はなわさんは一躍時の人となりました。

「♪さ・が・けん、SAGA さが」のフレーズを口ずさめる方は、きっと相当多いはず。逆お国自慢というジャンルを世に広めた、ご当地ソングの金字塔と言っていいでしょう。

2003年、第54回NHK紅白歌合戦に出場

「佐賀県」の勢いはとどまることを知らず、その年の年末、はなわさんはなんと『第54回NHK紅白歌合戦』への出場を果たします。お笑い芸人がネタ曲で紅白の舞台に立つというのは極めて異例のこと。ベースを抱えて天下のNHKホールで「佐賀県」を披露した光景は、多くの人の記憶に焼きついています。

芸人としても歌手としても頂点の景色を見たこの一年は、はなわさんのキャリアにおける最大のハイライトでした。

ご当地ソングメーカーとしての地位確立

「佐賀県」の成功以降、はなわさんは全国各地の街を題材にしたご当地ソングを次々と手がけていきます。地方の魅力や「あるある」を歌に落とし込み、その土地を盛り上げる――いわば「ご当地ソングメーカー」としての地位を確立していったのです。

単発のヒットで終わらず、地域とともに歩む芸風へと発展させていったのは、はなわさんの愛されキャラと地元愛があってこそ。ベース漫談という唯一無二のスタイルは、こうして長く支持される土台になっていきました。

03ブレイク後の歩みと地上波露出の変化

「佐賀県」の大ブレイク後、はなわさんは数多くのバラエティ番組に引っ張りだことなりました。一発屋で終わるかと思いきや、トーク力や人柄の良さもあって、長くテレビの世界で活躍を続けます。ただ、お笑いブームの移り変わりとともに、ゴールデン帯での露出は少しずつ落ち着いていきました。

  • 1997年芸人として活動を開始。ベースを弾きながらの弾き語り漫談という独自のスタイルを磨く。
  • 2003年ご当地ソング「佐賀県」が大ヒット。第54回NHK紅白歌合戦に出場し、一躍国民的な知名度を得る。
  • 2000年代後半全国各地のご当地ソングを発表。バラエティ番組のレギュラーやゲスト出演を多数こなす。
  • 2010年代活動の軸を徐々にライブや地域イベント、家族関連の企画へ。柔道に打ち込む息子たちの存在も注目を集める。
  • 2020年前後YouTube「はなわチャンネル」を本格展開。家族ぐるみの動画発信が新たな活動の柱に。
  • 2025年11月芸能生活30周年・結婚25周年の節目に、子育て本『柔道3兄弟と天然ママと僕』を出版。
  • 2026年1月芸歴30周年を記念した単独ライブ「HANAWA ROCKの軌跡」を開催。

地上波の露出が減ったのは事実ですが、それは「消えた」のではなく、活動の場をライブや地域、ネットへと移していった結果でもあります。テレビ一本に依存しないスタイルへの、自然なシフトだったと言えそうですね。

04柔道三兄弟を育てた父としての顔

「柔道三兄弟」のパパとして知られる存在に

近年のはなわさんを語るうえで欠かせないのが、「柔道三兄弟」の父親としての顔です。三人の息子さんがいずれも柔道に打ち込み、全国レベルで活躍してきたことで、はなわさんは「子育てパパ」「柔道少年たちの父」としても広く知られるようになりました。

特に長男の元輝さんは、中学・高校時代から全国クラスの実力を発揮した重量級の選手。テレビ番組でその活躍が取り上げられることもあり、はなわさん一家の頑張る姿は多くの視聴者の応援を集めてきました。

「勉強しろと言ったことがない」独自の子育て論

はなわさんの子育てスタイルは、芸人らしいユニークさと、子どもへの深い信頼が共存しているのが特徴です。2025年に出版した著書では、「子供に勉強しろと言ったことがない」という、いまどき思い切った教育方針も語られています。

頭ごなしに何かを強いるのではなく、子どもが夢中になれるもの(この場合は柔道)をとことん応援する。家族みんなで笑い合いながら過ごす――。そんな「はなわ流」の子育てが、三人の息子さんをのびのびと育て上げた背景にあるようです。

妻・天然ママとの二人三脚

子育てを支えてきたのが、著書のタイトルにも登場する「天然ママ」こと奥さまの存在です。2026年で結婚25周年を迎えるおしどり夫婦で、YouTubeにもたびたび登場し、その天然キャラぶりがファンに愛されています。

夫婦で協力しながら、笑いの絶えない家庭を築いてきたはなわさん一家。芸人としての顔とはまた違う、ひとりの父・夫としての姿に好感を持つ人も多いのではないでしょうか。

052026年現在の活動

YouTube「はなわチャンネル」が活動の中心に

2026年現在、はなわさんの活動の大きな柱となっているのがYouTube「はなわチャンネル」です。家族ぐるみで運営しているのが特徴で、はなわさん本人はもちろん、奥さまや息子さんたちも登場し、笑いと家族愛にあふれた動画を発信し続けています。

内容は、地元・佐賀のグルメや観光スポットの紹介、家族の日常、ライブの裏側、ベースを生かした音楽企画などバラエティ豊か。地上波では見られなくなったはなわさんの素の姿やトークが楽しめると、長年のファンから根強い支持を得ています。動画は定期的に更新され、コメント欄にはあたたかい応援の声が並んでいます。

芸歴30周年を記念した単独ライブを開催

2026年1月12日、はなわさんは芸歴30周年を記念した単独ライブ「はなわ芸歴30周年LIVE ~HANAWA ROCKの軌跡~」を、KT Zepp Yokohamaで開催しました。30年の歩みを凝縮したこのライブは、ベース漫談の名ネタから「佐賀県」をはじめとするご当地ソングまで、はなわさんの集大成と呼べる内容に。

地元・佐賀でも記念の単独ライブが企画され、ホームタウンのファンの前でも30周年を祝いました。テレビの露出は減っても、ライブの現場ではいまも変わらず観客を沸かせ続けているのが、芸人・はなわさんの真骨頂です。

子育て本『柔道3兄弟と天然ママと僕』を出版

2025年11月22日、はなわさんは初の子育て本『柔道3兄弟と天然ママと僕~はなわの楽しい子育て~』を徳間書店から出版しました。芸能生活30周年・結婚25周年という二つの節目を記念した一冊で、25年にわたる子育ての知恵やエピソードが詰まっています。奥さまによるママ目線のインタビューや、実弟であるナイツ・塙宣之さんとの兄弟対談も収録されました。

歌を作るのとはまた違う達成感があったようで、はなわさんは出版にあたって率直な喜びを語っています。

はなわは出版について「歌ができたときとは違う感情です。泣きそうなくらいうれしい」とコメントしている。 出典:沖縄タイムス 2025年11月(徳間書店リリース報道)

長年積み重ねてきた家族との時間が、こうして一冊の本という形になったのは感慨深いですね。

佐賀の地域活動・草野球チームでも奮闘中

はなわさんは故郷・佐賀への愛も健在で、佐賀出身の芸人仲間と集う「佐賀県人会」(江頭2:50さん、オラキオさん、どぶろっくさん、チェリー吉武さんら)として、地元を盛り上げる活動にも参加しています。長年共演NGとされてきた江頭2:50さんと、イベントでともに「佐賀県」を歌うという胸熱の場面もありました。

さらに、自身が監督を務める草野球チーム「HANAWA ROCKS」を率いて、各地でプロ野球の独立リーグチームとの交流試合やミニライブを開催。「歌と笑いで地域を元気に」というテーマのもと、野球と音楽を通じた地域貢献にも汗を流しています。地上波の枠にとらわれず、自分の足で全国を回って人を笑顔にする――そんなはなわさんらしい活動が、今も続いているのです。

06まとめ

「佐賀県」で紅白の舞台に立ったあの頃から、はなわさんは決して立ち止まることなく、活動の形を柔軟に変えながら走り続けてきました。地上波で見かける機会は減ったかもしれませんが、2026年現在の49歳のはなわさんは、YouTube・ライブ・出版・地域活動と、むしろ多方面で精力的に動いています。

はなわ 2026年現在まとめ

  • 家族ぐるみのYouTube「はなわチャンネル」が活動の中心に
  • 2026年1月、芸歴30周年記念単独ライブ「HANAWA ROCKの軌跡」を開催
  • 2025年11月、子育て本『柔道3兄弟と天然ママと僕』を出版(30周年・結婚25周年記念)
  • 「柔道三兄弟」の父として、独自の子育て論でも注目を集める
  • 佐賀出身芸人の「佐賀県人会」として地元を盛り上げる
  • 草野球チーム「HANAWA ROCKS」監督として全国で交流試合&ミニライブ
  • ベース漫談とご当地ソングという唯一無二のスタイルは健在

一発屋で終わると思われた時期もあったかもしれませんが、はなわさんはご当地ソングメーカーとして、そして家族思いの父として、しっかりと自分の道を築いてきました。テレビの真ん中にいなくても、地域やネット、ライブの現場で確実に人を笑顔にし続けている――その姿はとても頼もしいものです。これからのはなわさん一家の歩みも、あたたかく見守っていきたいですね。