朝の子ども番組「おはスタ」の「おはガール」として芸能界に入り、独特のキャラクターと毒舌でバラエティ番組に引っ張りだこだったあびる優さん。一方で、2005年の「万引き発言」騒動や、格闘家・才賀紀左衛門さんとの結婚・離婚、長女をめぐる親権問題など、たびたび世間を騒がせてきた人でもあります。2023年末には24年間在籍したホリプロを退所し、現在はテレビでの露出がぐっと減りました。あびる優さんは今、何をしているのでしょうか。全盛期の活躍からその後の歩み、そして2026年現在の様子まで、しっかりまとめてみました。

01あびる優のプロフィール

本名
あびる 優(あびる ゆう)
生年月日
1986年7月4日(39歳)
出身地
福岡県大牟田市
デビュー
2001年「おはスタ」おはガールとして
主な活動
タレント・バラエティ出演・SNS発信
旧所属
ホリプロ(2023年末に退所)
家族
2児の母(長女・次女)
公式SNS
Instagram(@yuabiru74)

2026年で39歳。「おはガール」の頃のあどけなさを覚えている世代からすると、もうそんな年齢なのかと驚いてしまいますね。

02全盛期の活躍――おはガールから人気タレントへ

「おはガール」としてのデビュー

あびる優さんが芸能界に登場したのは2001年。テレビ東京の朝の児童向け番組「おはスタ」のアシスタント、いわゆる「おはガール」としてのデビューでした。おはガールグレープの一員として、CDやDVD、写真集、トレーディングカードなどもリリース。朝の時間帯に活躍する明るいお姉さん、というのが当時のイメージでした。

2002年から2003年にかけては、リカちゃん人形の生誕35周年を記念して結成されたアイドルトリオ「Licca(リッカ)」のメンバーとしても歌手活動を行っています。アイドル路線からのスタートだったんですね。

毒舌キャラでバラエティの常連に

ティーン向けの活動を経て、あびるさんが本領を発揮したのはバラエティ番組でした。物おじしない発言や、ちょっと毒のあるコメント、そして独特のキャラクターが受けて、多くのバラエティ番組に出演するように。同世代の若手タレントの中でも、はっきりとモノを言うタイプとして存在感を放っていました。

10代後半から20代前半にかけて、テレビをつければよく見かける顔のひとり。当時の若手タレントとしては、かなり露出の多い部類だったと言っていいでしょう。

トーク番組での歯に衣着せぬコメントや、共演者とのテンポのいい掛け合いは、見ている側に「この子は面白い」と思わせる力がありました。きれいごとだけを言わない、ちょっとひねりのあるキャラクター。それが、似たような若手タレントが大勢いた時代に、あびるさんの名前をしっかり覚えてもらう武器になっていたんですね。

グラビアやファッション面でも注目

タレント活動と並行して、グラビアやファッション関連でも注目を集めました。年齢を重ねるごとに大人っぽい路線へと変化し、雑誌のグラビアやイベント出演など、活動の幅を広げていきます。

「おはガール」時代の健康的なイメージから、毒舌キャラ、そして大人の女性へと、見せる顔を少しずつ変えていったのがこの時期のあびるさんでした。テレビの中での立ち位置をしっかり確立し、2000年代の若手タレントとして一時代を築いたと言えます。

03転機とその後の歩み

順調に見えたキャリアでしたが、あびるさんの歩みにはいくつもの転機がありました。なかには本人にとっても、世間にとっても大きな出来事がいくつもあります。

  • 2001年「おはスタ」のおはガールとして芸能界デビュー。アイドル・タレント活動をスタート。
  • 2005年2月日本テレビ系「カミングダウト」での「集団窃盗で店を潰した」という発言が問題化。所属事務所に抗議が殺到し、無期限活動休止に。
  • 2005年4月約2か月の活動休止を経て、活動を再開。
  • 2014年格闘家・才賀紀左衛門さんと結婚。
  • 2015年5月第1子となる長女を出産。
  • 2019年末才賀紀左衛門さんと離婚。以降、長女の親権をめぐる長い争いが続く。
  • 2021年親権者変更を求める手続きを経て、裁判所があびるさんへの親権者変更と引渡しを決定。未入籍で次女を授かる。
  • 2023年12月24年間在籍したホリプロを退所(発表は2024年7月)。

このように、芸能活動だけでなく、結婚・出産・離婚といったプライベートの出来事も、あびるさんの歩みには大きく関わってきました。

なかでも世間に強い印象を残しているのが、2005年の「カミングダウト」での発言です。番組内で過去のエピソードとして集団窃盗の話を披露したところ、放送後に所属事務所と放送局に抗議が殺到。所属していたホリプロは無期限の活動自粛処分を発表しました。事務所側は「番組を盛り上げようとフィクションを交えて誇張して語った」と説明していますが、この一件は長くあびるさんに付きまとう話題となりました。

ホリプロ退所が発表された2024年にも、この発言が改めて蒸し返される報道が出るなど、約20年経ってもなお語られ続けているのは、それだけ当時の衝撃が大きかったということでしょう。

04親権をめぐる長い闘い

離婚後に続いた長女との「引き離し」

あびるさんのその後を語るうえで欠かせないのが、長女の親権をめぐる問題です。2014年に格闘家の才賀紀左衛門さんと結婚し、翌2015年に長女を出産。しかし2019年末に離婚すると、長女をめぐって元夫との間に深刻な対立が生まれました。

報道によれば、2021年には裁判所があびるさんへの親権者変更と長女の引渡しを決定。ところがその後も長女は父親である才賀さん側で暮らす状態が続き、あびるさんは「引き離されている」「連れ去り」だと強く訴えてきました。一方の才賀さん側も自らの主張を譲らず、両者の言い分は真っ向から対立しています。

お互いの主張が対立する難しい問題

この問題は、どちらか一方が完全に正しいと外部から断定できる性質のものではありません。あびるさん側は裁判所の決定が守られていないと訴え、才賀さん側は娘本人の意思などを理由に反論しています。間に挟まれているのは、まだ幼い子どもです。

子どもの親権をめぐる争いは、当事者にとって非常に重く、繊細な問題です。ここでは確認できている事実関係にとどめますが、あびるさんがこの数年、タレント活動以上にこの問題に向き合わざるを得なかったことは想像に難くありません。離婚や子育ての悩みは、多くの人にとって他人事ではないテーマでもあります。

ホリプロ退所の背景にも

2023年末のホリプロ退所についても、こうした家庭の事情が背景にあるのではないかと一部で報じられました。あびるさん自身は退所を「円満」と説明していますが、長女を取り戻したいという思いや、プライベートの多忙さがタレント業に専念しにくい状況を生んでいた、という見方もあります。

15歳の頃から24年間支えてくれたホリプロへの感謝をつづったうえでの退所発表。長く所属した事務所を離れるという決断には、それなりの覚悟があったことがうかがえます。

052026年現在の活動

活動の中心はInstagramに

ホリプロ退所後、あびるさんの発信の中心になっているのがInstagram(@yuabiru74)です。フォロワーは25万人を超え、投稿数も2,400件以上。日常のひとコマや自撮り、愛犬やお子さんとのほっこりした動画など、飾らない近況を頻繁にアップしています。テレビでの露出が減った今、ファンが彼女の「今」を知る一番の窓口がこのアカウントと言っていいでしょう。

リール動画にも力を入れていて、家族とのやり取りや日常のちょっとした出来事を、ユーモアを交えて発信。コメント欄には「久しぶりに見られてうれしい」といった温かい声も寄せられています。

自撮りやタトゥー姿が話題に

近年のあびるさんのInstagram投稿は、たびたびネットニュースでも取り上げられています。腕や背中に入ったタトゥーをのぞかせた肌見せショットや、率直な自撮りが「安定に可愛い」と支持される一方、見た目の変化に賛否のコメントが集まることも。

6月11日、インスタグラムで「明らかに食べ過ぎて肥えました」と綴り、ポストには4枚の自撮りショットを添えた。腕には花や星などをモチーフとしたタトゥー、背中の上部にもレタリングタトゥーが入っていた。 出典:All About ニュース 2025年6月15日

自分の体型の変化すらネタにしてしまう率直さは、毒舌キャラだった頃から変わらないあびるさんらしさかもしれませんね。SNS上での見せ方をめぐっては毎回さまざまな声が飛び交いますが、それも注目され続けている証拠とも言えます。

テレビからSNS発信者へという転身

かつてバラエティ番組に引っ張りだこだったあびるさんですが、2026年現在はテレビのレギュラー番組に出ているわけではありません。活動の軸足は、完全にSNSでの発信へと移った印象です。

これは、テレビ中心だったタレントがSNSのインフルエンサー的なポジションへ移行していく、近年よく見られる流れのひとつでもあります。事務所に縛られず、自分のペースで発信できるスタイルは、子育てや家庭の事情を抱える今のあびるさんに合っているのかもしれません。

テレビのレギュラーがなくなったと聞くと「干された」というネガティブな印象を持つ方もいるかもしれません。でも実際には、SNSのフォロワーが何十万人もいる今、本人が発信したいと思えば直接ファンに届けられる時代です。テレビという土俵だけで芸能人の現在地を測るのは、もう古い見方なのかもしれませんね。

プライベートを大切にしながら

ホリプロを離れ、芸能活動のスタイルが大きく変わった今、あびるさんはこれまで以上にプライベートを大切にしているように見えます。お子さんとの時間や日常の何気ない瞬間を発信する姿からは、テレビの中の「あびる優」とはまた違った、等身大の表情が伝わってきます。

長女との親権の問題など、まだ抱えているものはありますが、SNSを通じて見せる日々の表情は、どこか穏やかさも感じさせます。次のステージへ向けて、自分なりの居場所を作っている最中なのでしょう。

06まとめ

「おはガール」から毒舌タレントへ、そして波乱の多いプライベートを経て、今はSNS発信者へ。あびる優さんの歩みは、決して平坦なものではありませんでした。

あびる優 2026年現在まとめ

  • 2001年「おはスタ」のおはガールとしてデビュー、バラエティで人気タレントに
  • 2005年の「カミングダウト」での発言が騒動となり、約2か月の活動休止を経験
  • 2014年に才賀紀左衛門さんと結婚、2015年に長女を出産するも2019年末に離婚
  • 離婚後は長女の親権をめぐり長く対立が続いている
  • 2023年末に24年間在籍したホリプロを円満退所
  • 2026年現在はInstagram(@yuabiru74)を中心に活動、フォロワーは25万人超
  • 自撮りやタトゥー姿、家族との日常などを率直に発信し続けている

テレビの第一線にいた頃とは活動の形が大きく変わったあびるさんですが、自分の言葉で発信し続ける姿勢は今も健在です。これからどんな「今」を見せてくれるのか、引き続き見守っていきたいですね。